クラウドインフラエンジニア視点からのNHNテコラス

Column

2016.3.30

Topics

現在

NHN TECHORUS データホテル事業部 プロダクト開発室IDDチーム所属の市川と申します。
人事の方から新卒者向けに自己紹介的な文章を書いて欲しいと頼まれ、つたない文章ですがお付き合いいただければと思います。
現在の所属している部署の業務内容につきましては、ここ数年OpenStackの検証作業に携わっており、最近やっとお客様へ試験提供できるような環境を整えられるようになってきたところです。
また、私は元々インフラエンジニアとしての入社だったので、インフラの事しかかけませんが、社内には様々な方がいらっしゃるので、ここに書いたことが全てという訳ではない事をご了承いだたけますと幸いです。

学生から社会人へ

理系の学生さんは、その傾向が高いと思うのですが、私もご多分にもれず研究職に付きたいと考えていました。が、これまたよくある話ではあるのですが、研究室の目指す方向と自分の興味にズレが発生してしまい、途中でやめてしまいました。
途中でやめて就職先があるわけでもなく、まったくの分野違いではありましたが、研究で使っていてその当時流行り始めていたLinuxを足がかりに、IT業界へ入りました。その当時のLinuxはまだ趣味の域をでておらず、入社した会社も研究半分、一般消費者向け半分な業務内容で、毎日楽しかったのを覚えています(makeするのにテクニックが必要だった時代の話です)。

転職

その頃、一般家庭でもインターネットに常時接続ができるような時代になってきました。これからは普通の消費者もインターネットを使う時代が来る。これはインターネットサービスに特化した企業へ転職だ!と転職活動を開始し今の会社に入社しました。
多分その時の選択は正しかったんでしょう。前職ではサーバ管理もしていたので多少知識はあるつもりでしたが、この会社に入社して、先輩、同僚からサーバ作業の心構え、お客様のサーバ管理、インターネットの仕組みなどをお互い教えあって学んでいきました。
私はサーバエンジニア、ネットワークエンジニア、クラウドインフラのエンジニアと部署を異動してきました。
どれがかけてもインターネット上のサービスは成り立たず、これらを自社内でやっている企業というのもあまりないと思います。席を立って少し歩けばその部署の人に質問したりアドバイスをもらったりできる、そんな会社に所属しているというのは幸せなことなのでしょう、きっと。(私はあまり外の世界を知らないので、はっきりとは言えませんが)
先ほど先輩、同僚と書きましたが、この会社では一般的にこの文字からイメージする上下関係はほとんどなくて、知ってる人が知らない人に教える。 知らなかった人はそれを覚えて理解する。そういう行為が仕事中グルグル回っている感じです。なので、何かに特化した知識がある人は強いですね。私の場合は、入社当時まだそれほど普及していなかったLinuxの知識がある程度あったので社内の教えて教えられる文化にすんなりと入って行かれたのかもしれませ ん。

人それぞれ

ところで、入社した会社がその人に合うかどうかはとても大事な事だと思います。私はエンジニアでインターネット、UNIXが好きだったので幸せにやって来られたのだと思います。もしもインターネットやUNIXにそれほど興味がなかったら、また転職していた事でしょう。
入社してきて、スタイルが合わないとあっという間に居なくなる人もいれば、研修で来たのに惚れ込んでそのまま転職しちゃったような人もいます(頼み込んで結構たいへんだったと聞いてますが)

これから

昔話が長くなってしまったので、今の業務内容から少し思うところを書いてみます。
冒頭でも書いたとおり、現在はOpenStackを利用してクラウドインフラの構築をしています。クラウドは外から見るとAPIやWebUIな どが整備され便利に利用できる1つのインフラとして見えますが、一歩中へ入るといろいろな技術を寄せ集めて構築されています。それらは単体でもよく利用されている技術ですが、クラウドに組み込むと単体で利用するより数倍便利に感じる所がクラウドインフラ構築の魅力だと思います。
IT業界は全体的に技術進歩が速いと言われますが、この分野も速いスピートで変化しています。新旧の技術を組み合わせ新しいサービスを生み出す。それらを自社内で完結できるリソースがある企業として、NHNテコラスで働く事はエンジニアにとって幸せな事だと感じています。
NHNテコラスでは2017年卒業予定のITエンジニアを目指している方を募集しています。

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