Amazon Aurora MySQL 5.7 から 8.0 へのインプレースアップグレードがサポートされました
2022.9.27
はじめに
Aurora MySQL バージョン 2 (MySQL 5.7 互換) から Aurora MySQL バージョン 3 (MySQL 8.0 互換) にインプレース アップグレードできるようになりました。
Amazon Aurora supports in-place upgrades from MySQL 5.7 to 8.0
現在(2022 年 9 月 27 日)Aurora のバージョンは以下 3 つがあります。
- Aurora MySQL バージョン 1 (MySQL 5.6 互換)
- Aurora MySQL バージョン 2 (MySQL 5.7 互換)
- Aurora MySQL バージョン 3 (MySQL 8.0 互換)
今までは、バージョン 1 からバージョン 2 のアップグレードはインプレースアップグレードが使えました。
しかし、バージョン 2 からバージョン 3 へのアップグレードを行うには、スナップショットから復元する必要がありました。
詳細については以下の記事をご覧ください。
Amazon Aurora MySQL バージョンアップグレード覚書 | NHN テコラス Tech Blog | AWS、機械学習、IoT などの技術ブログ
このスナップショットからの復元を使ったアップグレードは少し手間のかかる作業でした。
ですが、本アップデートのインプレースアップグレードを使えば、たった数回のクリック操作でアップグレードが完了出来ます。
なお、注意点としてはインプレースアップグレード中は、ダウンタイムが発生いたします。
インプレイスアップグレードやってみた
Aurora MySQL バージョン 2 のクラスターを構築してコンソール操作でアップグレード実施します。
Aurora MySQL DB クラスターのメジャーバージョンのアップグレード – Amazon Aurora
対象のクラスターを選択して、右上変更をクリックします。
エンジンバージョンを選択できるので、現行最新バージョンを選択します。
バージョンが上がることで、パラメータグループが変更になる点ご注意ください。
「すぐに適用」を選択してクラスターを変更します。
あとは、待機するだけでアップグレードが完了しています。
バージョン 3 へのアップグレード手順は以上となります。
まとめ
このアップデートによって、バージョン 1 からバージョン 2 さらに、バージョン 3 へのアップグレード作業がとても簡単になりました。
Aurora MySQL バージョン 2 はまだまだサポートしていますが、バージョン 3 は MySQL 8.0 互換なのでバージョン 2 に比べて、機能も充実、パフォーマンスも向上しているので、ぜひアップグレードをご検討ください。
Aurora MySQL バージョン 3 は MYSQL 8.0 との互換性があります。 – Amazon Aurora
Amazon Aurora バージョン – Amazon Aurora
参考資料
Aurora MySQL DB クラスターのメジャーバージョンのアップグレード – Amazon Aurora
Amazon Aurora は MySQL 5.7 から 8.0 へのインプレース アップグレードをサポートします
Aurora MySQL のバージョン番号と特殊バージョン – Amazon Aurora
Aurora MySQL バージョン 3 は MYSQL 8.0 との互換性があります。 – Amazon Aurora
Amazon Aurora バージョン – Amazon Aurora
Aurora MySQL バージョン 3 は MYSQL 8.0 との互換性があります。 – Amazon Aurora
テックブログ新着情報のほか、AWSやGoogle Cloudに関するお役立ち情報を配信中!
Follow @twitter2021年新卒入社。インフラエンジニアです。RDBが三度の飯より好きです。 主にデータベースやAWSのサーバレスについて書く予定です。あと寒いのは苦手です。
Recommends
こちらもおすすめ
-
Amazon Aurora MySQL バージョンアップグレード覚書
2022.9.19
-
Amazon RDS のパラメータグループを比較する
2024.3.7
Special Topics
注目記事はこちら
データ分析入門
これから始めるBigQuery基礎知識
2024.02.28
AWSの料金が 10 %割引になる!
『AWSの請求代行リセールサービス』
2024.07.16