NHN テコラスでの新入社員研修 -WordPress編-
はじめに
初めまして。2023年新入社員のhengeです。これからどしどし記事を書いていくつもりですので以後お見知りおきを~。
今回は弊社の新入社員研修についてご紹介いたします。第1弾の本記事ではWordPress構築の研修についてまとめました。
ほかの研修に関しても今後ご紹介予定ですので、現在弊社への入社を検討している就活生のアナタにとって参考になる記事になるのではと思います。それ以外の方にも「テコラスの研修ってこんな感じなんだなぁ」と参考にしていただければ幸いです。
私の知識レベル
内容に入る前に、研修前の私の知識レベルについて提示しておきます。
- Linuxコマンドは基本的なもののみ打ったことがある
- AWSについては「クラウド最高!」くらいの認識
- WordPress…?
といった感じで、LinuxコマンドやAWSに関する研修を少し受けたもののドが付くほどの素人です。果たしてこんな状態で無事今回の研修を終えられるのでしょうか…
WordPressとは
前置きが長くて申し訳ありませんが、WordPressとは何者なのかさっぱり分からないとこれから行うことが把握できないと思いますので、ここで簡単に説明させてください。
WordPress (ワードプレス) は、ブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースのソフトウェアです。
出典:WordPress とは
上記はWordPress公式サイトからの引用ですが、要はWebサイトを運営するにあたって便利なソフトウェアだということですね。別の言い回しをすると、一般的にはWebサイトの作成・更新などを容易に行うためのシステムであるCMS(Contents Management System)の一種です。ほかにもWixやDrupalなどというCMSもありますが、WordPressの特徴としては、
- オープンソース = 無料で利用可能
- 世界シェアNo.1(Webの43%以上)
- 高い柔軟性(個人ブログから政府のサイトまで作成可能)
といったものがあります。
今回はこのWordPressを利用してブログを作成します。
実際の手順
今回のWordPress構築はこちらの記事を参考に行われました。AWSを利用してWordPress環境を構築するための詳細な手順が紹介されています。そのため、この記事では手順の紹介は箇条書き程度にとどめます。
サーバー・データーベースの作成
ここではAmazon EC2・Amazon RDSを利用してサーバー・データーベースの作成を行いました。それだけ書くと簡単そうに聞こえますが、EC2を利用するためには任意のリージョン内にAmazon VPCと呼ばれる仮想ネットワークを構築し、それぞれのサービスを連携させるような設定が必要になります。
その際には、EC2はインターネットに接続させるがRDSは接続させない、EC2へのアクセスはHTTPとSSHのみ許可するといったようにセキュリティを考慮しなければなりません。
サーバーの設定
ここでは作成したEC2にWordPress用のミドルウェアのインストールなどWordPressを利用するために必要な設定を行いました。EC2にSSHログインしてCLIで謎の呪文Linuxコマンドを打ち込むことで設定が可能です。また、WordPressの実用例として個人ブログを立ち上げるための初期設定も行いました。
WordPressへのログイン・ブログの編集
ここではブラウザ上でWordPressにログインし、作成したブログの編集を行いました。ブログの見た目の変更・画像のアップロード・デフォルトで投稿済みの「Hello World!」という投稿の編集といった様々な編集事項があり、各々好みのブログを作り上げていました。
EC2を既に終了してしまったため、現在は閲覧できないのが残念です… ちなみに私のブログの初投稿のタイトルは「WordPress完全に理解した」です。
可用性・冗長性の確保
最後にEC2へのAWS Auto Scalingの適用、Amazon マシンイメージ(AMI)で複製したEC2によるマルチAZ化を行いま…せんでした。タイムリミットとなったためこの項目は省略されました。休憩を挟んで5時間もあったのに終わらなかったのは結構な反省ポイントですね…
所感
このように上記のような研修を行いました。ここではその所感をまとめていきます。冒頭で述べたようにあくまで初心者視点からの所感となりますがご了承ください。
AWSの実用例を体験することができた
本研修までの研修で「クラウドサービスを利用することで〇〇なメリットがある」「AWSには××という良いサービスがある」というような説明を受けていましたが、正直なところ個人的には「そんなサービスがどこかにあるんだなぁ」と他人事のような感想しか持てませんでした。しかし、今回実際にAWSサービスに触れたことで「AWSを利用することで手元のPCだけでブログを立ち上げられるんだ!」という実感を持てました。
独学で学んでいると各サービスに対しては理解を得ることは比較的容易にできても、そのサービスを利用して何かを実現するという段階に至るまでにはかなり時間がかかるように思えるため、非常に有意義な研修だったと感じました。
AWSサービス理解の助けになった
現在、AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)の取得のための勉強をしていますが、ここで実際に触ったサービスについては明らかに理解スピードが速く感じています。AWS以外でも新しい分野の物事を学ぶとまずその分野の専門用語を覚える必要がありますが、そういった専門用語って日常的に用いることはまずないため覚えにくいんですよね… でも実際にそのサービスを使ってみると、言葉の意味は分からなくても使い方が分かるので定着しやすく感じました。
オンラインの学習サイトであるUdemy内でSAA取得のための教材で執筆現在最もレビュー数の多い【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座でも座学とハンズオンを併用しています。
サービスによっては無料で利用できるものもあるため、是非活用することをオススメします!
指示されたことを実行するだけのロボットになっていた
🤖「コピー…ペースト…実行…コピー…ペースト…実行…エラー…???」
サーバーの設定はLinuxコマンドで行ったのですが、コマンド自体見たことのないものが多くオプションもてんこ盛りだったため、頂いた資料に記載されているものを意味も分からずコピペすることしかできませんでした。時間の都合もあるのでコピペすること自体は仕方ないと感じていますが、何を行うコマンドなのか理解していなかったのは非常に良くなかった点だったと反省しています。コピペミスでエラーを吐いていたのも減点ポイントですね。
まとめ
今回の研修紹介は以上になります!個人的には反省点はあるものの、得るものも多く非常に有意義な研修だったと感じました。皆様に関しましても弊社へのイメージを少しでも何か持ってくれたらこの記事を書いた甲斐があって嬉しいです。
この記事を第1弾と銘打ったことから分かるように、今後も他の研修に関してもご紹介できたらと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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Follow @twitter第二SAチームのhengeです。 ゲームとゴルフが好きなエンジニアです。 よろしくお願いします。
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