営業が電子工作を始めてみた話(AWS IoTとかのお話)
Topics
はじめに
こんにちは。おおさかです。営業です。
安心してください。大阪勤務です。
クリスマス・イブですね。
ませた小学生が「サンタって実はドローンだったって知ってた?」って自慢気に話す。
お父さんにとってなんとも悲しいそんな時代が来るのかな?と昼休みに同僚がAmazonで娘のためにリカちゃんハウスを買ってるのを眺めながらぼんやり考えたりしております。
全国のIT営業の皆さん、勉強してますか?
ビッグデータ、機械学習、IoT…どんどん更新されていくバズワードのそれぞれに対して何かしら語れないといけないというオブセッションの中でもがいていませんか?
私もそんな一人です。
私の場合ちょっとややこしくて、ブログを追いかけたり、セミナーに通って人の話を聞くだけではどうにも頭に入らなくて、「触ってみいひんかったら分からへんわ」となってしまいます。
しかも、エンジニアの肩書が名刺から消えて久しく、コマンドを打ち間違いまくるもんだから、遅々として進まない始末。
嫁には「いつまで遊んでんの?」とか言われるし。
サンタのおじさん、マジで精神と時の部屋が欲しいです。入っちゃうと老衰するまで出てこられない気もしますが。
そんな中でぶつかったあまりにも大きな壁。
IoT
「IoTって何ぞや」っていろいろ考えてみてますが、今のところ個人的には、
センサー、デバイス、通信、データストア、解析基盤、可視化ツール、そしてデータサイエンス、といろんな技術領域を横断して、新しい価値(サービス)を提供すること、あるいはそれを標榜すること。
と考えてます。
う〜ん。また増えた…勉強することが多すぎる。。。
とグタグダ言ってても何も始まらない。「触ってみいひんかったら分からへんわ」の性格もどうも変わりそうにない。しょうがないからとりあえず触ってみよう!ということで電子工作を始めてみました。
とりあえずラズパイとかいろいろ買ったぜ!いぇい!
LED光った!う〜いぇい!
勉強というか、もはや趣味なのではないか。まあいいや。
これが触り始めてみると、ミニ四駆みたいで面白いのです。
いろんなパーツを買ってきて、くっつけて、皆に自慢して、競い合う(?)感じってまさにミニ四駆ですよね。
あの頃はお金持ちの家の子たちが速いモーターやごっついギアを導入したマシンで商店街のおもちゃ屋で競い合ってるのを100円玉握りしめての外から見つめていました。
ちなみに私は『ダッシュ!四駆郎』と『レッツ&ゴー』の両方を通過した世代です。
今はあの頃とは違って、ちょっとはお金もあるし!
ラズパイもセンサーもサーバーもAmazonが安くすぐに届けてくれるし!
あんなことできそう!
こんなことできそう!
楽しい!←イマココ
いいのです。趣味だから。嫁には仕事やて言うてます。
でも、一人でやってても楽しくないので、仲間が欲しい!
そう!あのサーキットのあるおもちゃ屋みたいなところが欲しい!
で、出会ったのが
JAWS-UG 関西IoT専門支部
IoTのバックエンドとしてのAWSを中心にデバイス側も含めハンズオン形式で学んでいこうという趣旨のコミュニティ
これや!
ということで喜び勇んで駆け寄って行ったら、勢い余って運営にも参加させていただくことと相成りました。とりあえず動いてみるのは大事ですね。
ちなみにJAWS-UGは皆さんご存知ですよね?AWS(Amazon Web Services)のユーザーコミュニティで全国各地に支部があり、いろんな勉強会を開催しています。
3月にはJAWSの全国大会”JAWS DAYS”も開催されるとのことです。行きましょう。
http://jawsdays2016.jaws-ug.jp
さて、その関西IoT支部ですが、実は立ち上がったばかりで、つい先日第一回の勉強会が開催されました。
テーマは「マクニカKibo+AWS IoTハンズオン」
Kiboはマクニカさんが販売されている評価用センサーデバイスで、ひずみセンサー、照度センサー、温度・湿度センサー、非接触温度センサーが搭載されております。
今回、マクニカさんがデバイスを用意してくださいました。横浜から遠いところありがとうございました!
ちなみにこんなやつです。
只今キャンペーン中で¥9,800で買えます。
https://store.macnica.co.jp/products/mpression_kibo
AWS IoTは12月18日にリリースされた新サービスで、センサーデバイスとAWSをセキュアに接続し、センサーデータを処理してAWSのその他のサービス(DynamoDBやKinesisやLambda)に受け渡してくれるという代物。いろいろ機能があるのですが、なにせ触り始めたばっかりでこれ以上書くとボロが出そうなので、あとは公式サイトにお任せします。
https://aws.amazon.com/jp/iot/
ちなみにこんなUIです。ちょっとAWSの別サービスとは違う感じのデザインですね。
そして、今回はサイボウズさんが会場提供してくださいました!ありがとうございました!
引っ越したばかりとのことでとてもキレイなオフィスでした。
なんと、お金入れなくても缶ジュースやペットボトルが出てくる「無限自販機」完備。
ハンズオン会場はこんな感じ。
JAWS-UG 関西IoT専門支部の辻さんのイントロダクションがあって
マクニカさんからのKiboの説明があって
ハンズオンスタート!
今回のお題はKiboのセンサーデータをAWS IoTで受けてDynamoDBに流すところまでやる、というもの
大まかな手順は
- AWS IoT側で受け口(Thing)と証明書を作成
- サンプルのソースコードの中にAWSのエンドポイント、Thing、証明書の情報を書き込む
- アプリをコンパイル
- 専用ツールを使ってアプリをKiboにデプロイ
- アプリを実行してセンサーデータをAWS IoTに飛ばす
- DynamoDBを作成
- AWS IoTでDynamoDBへデータを送るルールを作成
- DynamoDBにデータが入ってきているのを確認して、ミッションコンプリート
これ実は具体的に手順に落とすとなかなかの作業量で、タイムトライアル要素満載のとってもスリリングで楽しいハンズオンになりました。
私の戦績はというと、ミッションコンプリートならず…
デバイスの数にも限りがあったので参加者交代の2部制だったのですが、1部では私は5のセンサーデータをAWS IoTに飛ばしたところでタイムアウト。
運営側だった私は、2部でも余っていたデバイスをお借りして泣きの再戦を試みたものの(働けよ…)、今度はセンサーデータをうまく飛ばせずDynamoDBのリロードボタンが空を切る始末…
DynamoDBのリロードボタンを連打しながら「あかんわ〜」と言っている図
Kiboは悪くないんです。AWS IoTは悪くないんです。Windowsで動作するツールを使ってデバイスを操作するのにMacにVirtualBoxでWindows立てて挑むという半端者だった私が悪いのです。
参加者の皆さんも終始真剣な表情で黙々と手を動かし、時折「よっしゃ!」という声が聞こえるという感じで、一喜一憂しながら楽しんでいただいてた様子でした。
今回初めてRaspberry Pi以外のデバイスを触って、アプリをコンパイルしてWindowsのツールでデバイスにデプロイして実行するというプロセスを体験しました。Rubyのコードをコピペしたら動くぜみたいなラズパイの扱いやすさに改めて感謝すると共に、センサーデバイスの奥深さを感じる体験でした。もっといろいろ触ってみたい!
こうして、またやりたいこと(趣味)が増えて、勉強が遅々として進まない日々が続くのでした。私がIoTを語れるようになる日はまだまだ先のようです。
嫁よ、すまない。これも仕事なのだよ。きっと。
テックブログ新着情報のほか、AWSやGoogle Cloudに関するお役立ち情報を配信中!
Follow @twitterRecommends
こちらもおすすめ
-
Interop Tokyo 2016で見えたフロントエンド開発の未来
2016.7.21
-
AWS Lambdaとは?初心者向けにサービス内容やメリットを解説
2019.5.16
Special Topics
注目記事はこちら
データ分析入門
これから始めるBigQuery基礎知識
2024.02.28
AWSの料金が 10 %割引になる!
『AWSの請求代行リセールサービス』
2024.07.16