DockerCon EU 2015 Catch up!潜入レポート

Event

2015.12.16

SEの大久保です。

2015年12月10日(木)にクリエーションライン株式会社様主催の
「DockerCon EU 2015 Catch up!」をテコラスカフェで開催させていただきました。
今回はそのときの開催レポートを記事にさせていただくことにします。

開催のきっかけ
きっかけはMSP協会運営委員会でのやりとりでした。
クリエーションライン株式会社 安田様「勉強会の会場を探しています」
NHNテコラス 伊勢「大久保君、カフェ使えるかちょっと聞いてみてよ」
NHNテコラス 大久保「はい、わかりました(ん?)」

勢いに流された気がしないでもないですが、イベントのテーマが個人的にも興味があったため、「自社で開催すれば 移動時間も気にせずに参加できるではないか!」という、邪な思い付きから、会場手配に走り出す自分がいました。

その後、サービス企画部門の同僚が積極的に支援してくださったこともあり、無事開催の日を迎えることになりました。感謝!

イベント概要
今回のイベントは、2015年11月15日、16日に開催されたDockerCon EU 2015のキーノートスピーチや技術情報についての情報共有を目的として開催されました。
クリエーションライン株式会社前佛様、鈴木様からDockerの最新情報を発表いただきました。

発表
トップバッターは、クリエーションライン株式会社の前佛様。
「Docker技術情報Update」
と題した発表をいただきました。

当日の資料は前佛様のSlideshareに公開されております。

Docker技術情報アップデート v1.9 ネットワークとオーケストレーション from Masahito Zembutsu

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↑↑↑前佛様の発表

今日話したいことはまとめに全て書いてあるということでしたので、まとめをのせておきます。
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当日はDocker1.9で追加されたユーザ定義ネットワークを作るデモの実演がありました。
コマンドラインで手軽にネットワーク構成を変えていけるのはやはり良いですね。

オーケストレーションに関係する話題としては、
Docker Machine, Docker Swarm, Docker ComposeといったDockerの周辺ツールとツール間の関係性にも触れ、Degital Ocean上に作った環境に対して、Docker Machine, Docker Swarm, Docker Composeを使ったデモの実演がありました。

手元のPCでもリモートのクラウドも分け隔てなく操作する。
Dockerの周辺ツールを使いこなすことで、このような便利な環境へ一歩近づけそうです。

最後に、前佛様からは、Dockerドキュメント日本語化プロジェクトのご紹介がありました。
こちらも必読です!
Docker ドキュメント日本語化プロジェクト

休憩を挟み、続いてクリエーションライン株式会社の鈴木様。
「DockerCon EU キーノート解説と今後のDocker周辺ビジネス動向について」
と題した発表をいただきました。
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↑↑↑鈴木様の発表

当日の資料は後日公開いただけるとのことでした。

鈴木様からはDockerCon EU 2015の各セッションを俯瞰する形で、キーノートスピーチをはじめ、さまざまな側面からDockerの最新情報をご紹介いただきました。

以下は拝聴させていただいた時の自分のメモから。

  • 企業の開発ツールから戦略ツールになりそうな気配
  • Dockerはオープンソースの上に立っている
  • 世界中で使われている(215ユーザグループ63カ国)
  • Dockerの採用が1年で5倍に
  • 全ユーザの4割がプロダクション運用をしている
  • Docker Stack(Standard/Infrastructure/Devtool/Solution)

後半では当日行われたデモについて、動画を交えながら解説いただきました。
セキュリティやスケールに関する話題でした。

セキュリティ周りでは、yubico社のキーデバイスをDocker Content Trustと組み合わせる事例解説等、プロダクション環境に入ったサービスの管理者から見たときにニーズが高そうな話題もありました。

他、Project Nautilusの話題がありました。
これはDockerレジストリ内で脆弱性のあるコンテナを発見するツールではないか、とのこと。

個人的に一番印象に残ったのが、swarmを使って、AWS上に50000コンテナをローンチするというデモ。

下は、あっという間に1000インスタンス、50000コンテナのローンチをするというデモの動画をご紹介いただいているところです。
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↑↑↑50000コンテナ!!!
50000が限界ではなく、まだまだ、いける、、らしいです。

Docker周辺のビジネス、プロダクト動向や、セッションのデモ動画のご紹介等、多岐にわたり、濃い発表を拝聴させていただきました。

懇親会
懇親会はそのままテコラスカフェで行いました。まずは乾杯です。

乾杯後、しばらくして、壇上ではLTが始まりました。
LTトップバッターは金子様(@tktk8924)です。

LT資料はこちら。

Docker社の言う”Container as a Service”をやってみた from Takehiro Kaneko

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↑↑↑金子様の発表

$ git push origin master でデプロイまでコマンド一発。
前の発表でも紹介されていたTutumを使って、AWS上にコンテナ環境をデプロイする話でした。
日本酒がお好きだという金子様。個人で作っているWebサービスに対して、今回ご紹介いただいた仕組みを取り入れているそうです。
Docker Advent Calendarにも今回の話を投稿されるようなので、こちらにも乞うご期待!
と、書いていたら、公開されていました!
Docker社の言う”Container as a Service”をやってみた

つづいて2番手として、当社三島によるLTが始まりました。
当社はエンジニアを積極的に募集している事もありまして、
「OpenStackエンジニアは…」「転職したい人は最初に僕(三島)へ相談してください…」
等、なにやら意味深な発言がそこかしこに…
何があったかは参加された方たちの心の中にそっと留めておくということにします。
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↑↑↑なにやら笑顔のNHNテコラス三島

前半のLTがいい意味でアイスブレイクになったようで、懇親会は時間になるまで活発な情報交換が行われていました。

まとめ
近年注目されているDockerについて、最新版であるv1.9で追加された機能紹介に始まり、イベントタイトルにもあったDockerCon EU 2015のトピックを凝縮したまとめレポート等、まさに最新情報をCatch up! する会になりました。

なお、勉強会をはじめとしてた技術系イベントを開催したいが、場所が見つからない、
という方は、当社へ気軽にご相談いただければと思います!

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