2024年のセミナー登壇を具体的な Tips と共に振り返る
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この記事は NHN テコラス Advent Calendar 2024の25日目の記事です。
はじめに
こんにちは、Shunです!
この1年間、対外的なセミナーに登壇させていただく機会を多くいただきました。
当然のことですが、セミナーは登壇日だけでなく、登壇に至るまでの準備が9割以上、セミナーの質を決めると言っても過言ではないと思います。
そこで、本記事ではセミナーを行うにあたっての Tips をいくつかご紹介いたします!
2024年の登壇
2024年を通して、登壇は7本行いました。
- Amazon CloudFront の活用法と事例
- Google Cloudの生成AI(Vertex AI)で実現するセキュアな生成AI導入・活用
- AWSのセキュリティを高めるベストプラクティス(オンサイト)
- AWSのセキュリティを高めるベストプラクティス(オンライン)
- Vertex AIの業務への活用・導入のポイント
- 基礎から学ぶ! 生成 AI 活用セミナー ~構築デモ&導入事例でわかる、安全で効果的な導入方法~
- Google Cloud で実現する – 教育機関の生成 AI 活用術!
特に、この1年間のトレンドの中心である「セキュリティ」と「生成AI」をテーマに登壇しました。
登壇を通じて学んだこと
1. 自分がやる意味を付与する
これが1番大きな気付きでした。
セミナーを実施するにあたって、「一般的に言われるメッセージ」や「一般的なプレゼンテーション資料」では、自分の気持ちは上がりませんでした。
「自分はこう思う」や「自分はこう伝えたい」という内容をメッセージや資料に落とし込むことで、自分自身がセミナーをやる意味を感じ、「ワクワク」してセミナーに臨むことができました。
Google Cloud Next Tokyo ’24のパートナーセッションに登壇した際には、好きな漫画である「スラムダンク」と「Vertex AI」を絡めて紹介をしました。
上記記事のサムネイルを見てもらえるとわかるのですが、「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」と安西先生の名言を紹介しています。
今思うと「自分でもよくやったな」と思いますが、これにより、参加していただいた方にも、
「スラムダンクと絡めて、Vertex AI を紹介してたなぁ。」と記憶してもらえ、どこかで思い出してもらえるかもしれません。
2. 練習は録画する
セミナーはブログとは違い、自分の成果物を文字として見ることができません。
セミナーの場合は、自分がやっている姿を録画するしかありません。
録画することによって、多くの気づきを得ることができます。
自分自身のセミナー練習を録画して、見ることは非常に辛かったですが、以下のような学びを得ました。
(1)話すときに揺れる癖がある
話しているときは自覚がなかったのですが、かなり揺れていました。
特に、台本が自分に落ちていない箇所や自信のない箇所で震度が強くなる傾向がありました。
台本を自分に落とし込めるくらい練習をすることはもちろんですが、「どんな場面で揺れるのか」を知ることでかなり変わりました。
「足の固定ポジションを決める」や「背中の筋肉で体を固める」などで対策を取りました。
なぜかここで趣味でやっている筋トレのマッスルコントロールが役に立ちました。
要はセミナーの規定ポーズを決めるということですね。(?)
(2)身振り手振りが分かりづらい
Google Cloud Next や AWS Summit などのセッションを見ていると、手を使って表現することが多いと思います。自分自身も見よう見まねでやっていたのですが、録画を見てみるとずっと同じ動きをしていました。
やっているときは気づきませんが、動画を見ることによって動きの違和感を感じることができます。あと、身振り手振りは思っている倍やりましょう。
(3)目線が定まっていない
カンペを見ずに前を見て出来てはいるが、なぜかきょろきょろして見えるということに気付きました。
「目線を前にする」こと以外に前を見ている理由がなかったからです。
そこで私は「優しそうな人を何人か見つけ、その人を見ることで落ち着く」という手段にし、「目線を前にする」という目的を達成しました。
3. 「かもしれないセミナー」を練習からやる
「かもしれないセミナー」とは、イレギュラーを想定して練習を実施するということです。
セミナーで1番避けたいことは、ミスによって焦ってしまい、動揺してしまうことです。
それを避けるために、あらかじめさまざまな対処法を用意しておきます。
私は以下の「かもしれない」を想定し、それぞれの対策を考えていました。
(1)もしかしたら嚙んでしまうかもしれない
言葉を噛んでしまうときは、自分の頭で考えている言葉よりも、口から出る言葉が多いときに起こると分析しています。
そのため、噛んでしまったときは、「深呼吸し、スピードを戻し、話す」という決め事をしていました。
おかげで、本番で噛んでしまったときも、この手順を踏んで落ち着きを取り戻すことができました。
(2)もしかしたらデモ動画が早く流れてしまうかもしれない
私は何度かプレゼンテーションにデモ動画を差し込み、セミナーを実施しました。
その際に、「ボタンの押し間違え」や「嚙んでしまう」ことにより、想定より動画が早く流れてしまうことが考えられました。
そのため、台本にも多少のゆとりを持たせ、「ボタン押し間違えバージョン」と「嚙んでしまったときバージョン」を用意しました。
幸い、これらの台本の出番はなかったですが、自分の動揺を最小限に抑える準備は大切です。
(3)もしかしたら顔が強張ってしまうかもしれない
これは気づかないうちに起こってしまうと思います。
なので、私はスライドの台本へ「笑顔」というカンペが入っています。
これを見ることで、自分で文字を入れていることのアホさに笑ってしまい、笑顔を取り戻せることができるようにしました。
さいごに
当初、私はセミナーをやることに強い苦手意識がありました。
「失敗したらどうしよう」や「緊張で頭が真っ白になりそう」などの不安でいっぱいでした。
しかし、「自分が伝えたいことを伝える」という意識を取り入れることで、セミナーは楽しいものになり、ワクワクするものへと変化しました。
自分の思っていることや感じていることを発信することは楽しいものだと、気付くことができました。
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