NHN テコラスの広報活動(2024年4月〜12月)
こんにちは、NHN テコラスの広報です。本記事では、NHN テコラスで発生している広報活動の一部について、お伝えします!
NHN テコラスの読み方は、「えぬえいちえぬてこらす」と読みます。
この記事はNHN テコラスAdvent Calendar 2024の15日目の記事です。
NHN テコラスとは
NHN テコラスの主な事業
私たちは、クラウド総合支援サービス「C-Chorus」の提供を中心に、クラウドとデータセンター両方の導入と運用、および、生成AIなどの先端技術や、データ活用支援をおこなっているBtoB企業です。
- C-Chorus(シーコーラス)は、AWSとGoogle Cloudを中心とするリセール・技術支援事業です。
- データセンター事業DATAHOTEL(データホテル)では、東京、関西、九州、韓国の国内外複数拠点でデータセンターを契約いただけます。
広報とは
広報とは?他の類似部署や業務との違い
広報とは、Public Relations(パブリックリレーションズ)の日本語訳です。
よく「広報PR」と明示されることも多いですが、厳密には「広報PR」という言葉は、同義の言葉を重複して並べていることになります。頭痛で頭が痛い、みたいな表現であると言えるかもしれません。しかし「広報PR」と書く方が伝わりやすいと判断してこの言葉を使っている方は多いはずです。
パブリックリレーションズの定義は『体系 パブリックリレーションズ』(*)で以下のように定義されています。
パブリックリレーションズとは、組織体とその存続を左右するパブリックとの間に、相互に利益をもたらす関係性を構築し、維持をするマネジメント機能である。
業務範囲は10つあるとされ、
- 文章作成と編集作業
- メディアリレーションズと記事化
- 調査
- マネジメントと管理
- カウンセリング
- 特別イベント
- 話すこと
- プロダクション業務
- トレーニング業務
- 問い合わせ窓口
と大別されています。
広報の業務範囲である「7.話すこと」について言及します。前述の参考書籍では、この項目に対して「〜(略)、自らオーディエンスの前に立つ一方で、スピーチのもつ役割について他者を指導し、スポークスパーソンをマネジメントする」とあります。
つまり、広報に求められている役割は、広報担当自らがスポークスパーソンになることではありません。その時々に求められるスポークスパーソンは状況に応じて変わるため、常に必ず広報自身がスポークスパーソンになるわけではありません。
また、広報とマーケティングはそれぞれ異なる役割を担います。
同書内で、パブリックリレーションズは多くの人々がマーケティングと混同しているとも記されています。
マーケティングとは、供給者が、人々のニーズや欲求を識別し、需要を満たすための製品やサービスを提供し、供給者への何らかの価値と交換することによって製品やサービスを提供する商取引を生み出すマネジメント機能である。
NHN テコラスの広報とは
NHN テコラスの広報の仕事には企業広報と製品広報の2種類が存在します。ここでは、企業広報を企業全般に関連する情報に関与するもの、製品広報をNHN テコラスで発生する製品に関与するものと定義します。
NHN テコラスの企業広報
NHN テコラスの企業広報のひとつとして直近で公開した情報には以下があります。
従業員向け福利厚生「食事支援制度」の導入から1年が経過しました
NHN テコラスは港区立産業振興センターの共創パートナーになりました
その他細かい業務をいくつか挙げると、CI管理、社内外への公開情報の管理、危機管理広報などがあります。
危機管理広報とは、企業が予期せぬ危機に直面した際に、ダメージを最小限に抑え、迅速に通常業務へ復帰するための広報活動を指します。(株式会社 電通PRコンサルティング)
『危機管理広報実践ガイド』(宇於崎裕美著、(株)産労総合研究所)によると、危機管理広報は、リスクにもクライシスにも対して行う説明会や意見交換会、記者会見、SNSでの情報公開、質問への回答、クレーム対応など各種コミュニケーション活動のことをいいます、と説明されています。
以下は私の主観ですが、日本を拠点に企業活動をしているのであれば、サイバーセキュリティ事案を筆頭に、南海トラフ地震など、近い将来に必ずインシデントが起きる前提で準備をしすぎるくらいでいいと思います、準備をしすぎたね、さほど影響がなかったね、と、杞憂に終わればそれがベストです。
NHN テコラスの製品広報
NHN テコラスで発生する製品広報は、現在の会社を支える大きな柱であるクラウド関連事業がメインです。
NHN テコラスの製品広報の中で大部分を占める、クラウド関連
NHN テコラスの製品広報は、クラウド関連事業に連動して仕事を組み立て、推進します。製品広報業務で発生するタスクは主に以下です。
- クラウド事業を推進する部門による戦略・計画・新規サービスの確認
- プレスリリースの作成と配信
- プレスリリースに関連して、メディアとの連携
- プレスリリースに関連して、定量的な計測
- お知らせの作成と発信
- SNS投稿
- クラウド事業各社との連携
- クラウド事業者独自イベント関連業務
2024年12月の時点でNHN テコラスが強い連携関係にあるクラウド事業会社は、アマゾン ウェブ サービス(以下「AWS」)とGoogle Cloudです。特にAWS関連の企業広報は、代表取締役社長が事業を強く牽引する形で動いており、広報はアシスタント的な立ち回りで支援をしている側面があります。
NHN テコラスはAWSとGoogle Cloudの最上位パートナーであり、両社と連携させていただいています。いつもありがとうございます!
この2社が開催するイベントを、私の目線でご紹介します。
AWS Summit
AWSは2024年時点でクラウドインフラサービス市場の最大手と言えるでしょう。大手のクラウドベンダー上位3社はAWS、Microsoft Azure、Google Cloudと順位づけられ、世界が支出するクラウドインフラサービスの64%がこの3社で占めていると発表されてます。(参考)
AWSが主催する最大規模の独自イベントは『re:Invent(リインベント)』です。2024年12月にアメリカ ラスベガスで開催されました。
日本国内で開催される年に一度の独自イベントは『AWS Summit』です。2025年も2024年と同様、幕張メッセで開催されることが公表されています。
『AWS Summit』でNHN テコラスは、AWSの最上位パートナーであるプレミアティア パートナーとしてブース出展し、来場した各社のエンジニアや情報システム担当者様向けに『NHN テコラスが提供するクラウド再販事業の C-Chorus』を紹介させていただきました。
Google Cloud Next Tokyo
グーグル・クラウド・ジャパン合同会社が開催する年に一度の独自イベントは『Next Tokyo』です。2024年はパシフィコ横浜で開催されました。
Google Cloudの『Next Tokyo』がAWSの『AWS Summit』と圧倒的に違うなと感じた点は、来場者の多様性です。日本人のようなアジア系だけではなく、欧米系の来場者も散見され、会場は国際的な雰囲気がより強かったです。。
完全に余談かつ主観ですが、わたしの周りにはプログラマーの知人もいるのですが、欧米のプログラマーはGoogle Cloudの使いやすさを高評価している人が多い印象です。
AWSとGoogle Cloud – 営業やコミュニティに対する力のかけ方がすごい
以下、NHN テコラスの広報としてAWSとGoogle Cloudと関わって感じた私の主観です。クラウド再販関連事業は、AWSとGoogle Cloudの代理店、つまり営業部隊と言い換えることができます。
そしてAWSもGoogle Cloudも、わたしたちのような、代理店にあたる存在を盛り上げるための仕掛けを細かくしっかりと作り込んでいます。
各社の独自イベント、定期的なセミナー・勉強会・会議の設定、エンジニアに対する資格や表彰制度の策定、招待範囲を限定した集合の機会など、パートナー企業を掴んで離さないためのコミュニティ施策が潤沢に企画・開催されます。異なるレイヤーや役割が連携する定期・不定期ミーティングも開催されます。
BtoB事業としての営業・コミュニケーション力の高さが尋常じゃない。
クラウドインフラ事業者に限りませんが、特にアメリカのIT事業者はこういったコミュニティの関係構築と盛り上がりを非常に重要視しているイメージです。SalesforceのTrailblazerなども有名ですよね。
私は2024年4月にNHN テコラスへ入社する前は、長らくスタートアップ業界にいました。NHN テコラスへ入社する直前は、外資金融のエンジニアとトレーダーだったアメリカ人2人が共同創業した会社と、東大工学部在学中に共同創業された会社、この素晴らしい2社に所属しました。これらの会社や業界を通じて、国内外のスタートアップ企業や業界、日本〜海外の自治体周りのスタートアップエコシステムの知見を得ることができました。
私の所属していた会社の話ではなく、スタートアップ企業や起業の普遍的と言ってもいい事情として、起業当初の事業・製品・コンセプト・文化などで走り続けることのできる企業は少ないです。
市場や世界情勢の変化に応じて自社・製品をピボットして事業継続、あるいは、したくても結局できずに畳む・・・といった事例は非常に多く確認できました。
こういったバックグラウンドで得た見識を踏まえると、Amazonは2024年で創業30周年でしかないこと、Googleは2023年で創業25周年でしかないこと、そこから派生した事業である各社のクラウド事業は、事業立ち上げからさらに若い・・・この事実に震えます。2社の力強さと世界のIT業界の目まぐるしさ、すごいですね。
おわりに
広報部門の編成や業務内容は各社の戦略によって様々ですが、NHN テコラスの広報は今後もステークホルダーのみなさまとコミュニケーションを取らせていただきながら、日々の業務を推進します。各所になにかとご依頼などを差し上げることもあるかと存じますが、今後とも何卒、よろしくお願いいたします。
また、NHN テコラスは、採用を強化しています!
ぜひ興味のある方は気軽にカジュアル面談のお申し込みで、お気軽にご連絡くださいませ。
※NHN テコラスは広報の追加人員は募集していませんが、私と話してみたいと思ってくださる方も、カジュアル面談のお申し込みからお気軽にご連絡ください!
*参考書籍:私物のハードカバー書籍からの引用です。書籍は本記事の筆者の手元にあります。実在する書籍ですが、ウェブでこの書籍に関連する内容はあまり見かけないと思います。
※記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
※記載されている内容は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
テックブログ新着情報のほか、AWSやGoogle Cloudに関するお役立ち情報を配信中!
Follow @twitterNHN テコラス株式会社の広報です。
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