NHN テコラス Advent Calendar 2024 を振り返る
はじめに
こんにちは、フクナガです。
今年度は、自社のアドベントカレンダー「NHN テコラス Advent Calendar 2024」を主導メンバーとして実施しました!
自分がやってきたことを振り返ることで、技術ブログ執筆を推進したい方を勇気づけたいなと思い、ブログにすることにしました!
思ったより地味でフィジカルなことの連続ですので、気合いと仲間さえいれば絶対にできます。
また本ブログの最後には、アドベントカレンダーで投稿されたものを想定読者カテゴリーに分けていくつかご紹介していきます!
執筆いただいた皆様、本当に素敵な記事をありがとうございました!
アドベントカレンダーを主導することになったきっかけ
NHN テコラスでは、昨年にもアドベントカレンダーを実施しました。
NHN テコラス Advent Calendar 2023
当然のように今年もやろうと思っていました。
しかし、こういった技術発信関連のお仕事は属人化しがちです。
去年のアドベントカレンダーを主導していた方々は、退職された方がいたり業務で忙しい方がいたりで、主導することが難しい状況にありました。
しかし、高頻度でブログを書いてくれるメンバーが増えたり、2024 年は 2023 年よりもブログの投稿数が圧倒的に増えたりと、Tech Blog がすごく勢いがある状態でした。
その勢いを生かして、昨年比で 2 倍 の投稿数を記録して終わりたいなと思っていました。
それを実現するには、25 日間毎日ブログを投稿するアドベントカレンダーを開催することが非常に有効だと考えられます。
こういったきっかけで、自分が主導して小規模チームを作り、
NHN テコラス Advent Calendar 2024 を開催することにしました!
小規模チームの構成
今回は、この活動をするにあたって中心となる 4 人チームを組みました。
メンバー構成は下記です。
- リーダー(私)
活動の大枠を決める役割で、アドベントカレンダーのアサインなどを実施します。
全体周知から、埋まらない枠の交渉など地道なことまでやりました!
詳細は後続で説明します。 -
サブリーダー
リーダーが困ったときにいい感じに調整してくれる人です。
1 人だけだと求心力が弱いので、2 人で引っ張っていく体制にしてよかったなと思っています。 -
アドベントカレンダー運用担当
リーダーである私が Qiita のアドベントカレンダーをどう運用するかわかっていなかったので、この部分を 2023 年に担当していただいていた方にお願いしました。
アドベントカレンダーの社内管理リスト(日付と執筆者、制作スケジュールなどをまとめる)の作成など、多岐にわたって支えていただきました! -
広報担当
毎日上がる技術ブログを SNS で宣伝する担当です。
遅れそうなブログについても気づいてリマインドの連絡をくれたりと、非常に助けられました!
NHN テコラスの SNS もぜひチェックしてみてください!
ここからは、自分が実施したことを振り返っていきたいと思います!
(1) 1.5 か月前から開催の声がけ
ブログを執筆するのは時間がかかる仕事です。
それも「本来の業務を遂行しながら」となると、難易度はぐっと上がります。
その難易度を下げるため、早めからの声がけを意識しました。
(本当は 2~3 か月前に告知できるとベストでした。。。)
期間中に 1 本も遅れることなく毎日ブログを投稿できたのは、ここが一番大きいと思います。
この意識を持てたのは、自分が「ブログを書く側」だからかなと思っています。
(2) 参加してもらうためにとにかく 1 対 1 の声がけ
普段から積極的に書いていただいている方々中心に 7~8 割くらいはすぐに埋まりました!
素晴らしいことですね!!
ただ、まだまだ空き枠があったので全体周知による効果の限界を感じました。
そのため、「こういうトピックで書いてみるととても素敵なのだがどうだろうか?」
といった直接の声がけをすることにしました。
結果として、下記の方を巻き込むことができました!
- しばらくの間ブログを書いていなかった方
ブログ執筆は書くための「きっかけ」が重要だなと感じています。
そのきっかけを作り出すことができました。 - 初めて Tech Blog を投稿する方
今まで私が「ブログを書いてみない?」とお声がけできていなかった方にも積極的に声がけしました。
結果として、今まで書いたことがない方もアドベントカレンダーに参加いただけました。
とても内容として勉強になるブログでしたので、今後も継続的に書いてくれると嬉しいなと思います!
(3) 自分が書くこと
これは他社の技術広報の方にはマネしづらい部分なのかなと思います。
私はエンジニアですので、ブログを普段から書いています。
そのため、「私と一緒にこの期間ブログ執筆を頑張ってみないか!?」という声がけができました。
ただ、「できる」だけであって「楽」ではないです。
「人にやってもらうんだから、自分も気合い入れて頑張ろう!」という気持ちでたくさん執筆しました!
12 月は、アドベントカレンダーに入れたもの以外も含めて計 7 本のブログを投稿できたので個人的にも頑張れたなと思っています。
re:Invent に参加したこともあり、ネタには困らない 1 か月間だったのが救いでした。
いくつかご紹介します。
【生成AI】Amazon OpenSearch Serverless と Amazon Aurora を RAG 用途で比較してみた
【生成AI】Amazon Aurora をベクトルデータベースとして RAG システムを構築してみた
エンジニアとして 1 年間で “10本” 社外セミナー登壇をした話
生成 AI ネタもありつつ、コラムもありつつ、いい感じのラインナップにできたかなと思っています!
(4) 全てに目を通して、全てをレコメンドしました
これが一番の「気合い」パートだと思います。
今年は達成したいブログの投稿本数を設定し、10月頃からカウントしながらすべてのブログのリンクを感想文付きで全社のお知らせチャンネルに投稿し続けました。
理由は単純で、
「自分の作品が誰かに認められることはうれしいことだから」
です。
RSS のように自動化することも考えましたが、とにかく「人の血が通っていること」が絶対条件だなと思い、
全手動にしました。
執筆時点までに 【65 本】 のブログについて感想付きで社内告知をしました。
数にすると凄まじい数だなと思います。
ただ、つらかったかといわれると実はそうでもありません。
皆さんのブログを読むことで「どういったことに興味があるのか」が知れたり、自分がキャッチアップしきれていない知識を得ることもできました。
この活動を通して、改めて業務の合間を縫ってブログを書いてくださる皆さんに対し
リスペクトする気持ちが沸き上がりました!
皆さん本当に素晴らしいですよ!!
NHN テコラス Advent Calendar 2024 おすすめブログ!
アドベントカレンダー期間内すべてのブログを読んだ私的おすすめブログを紹介します!
いや、本当は全部おすすめなんですけどね、本当に一部抜粋します。。。
1. AWS 実務に役立つナレッジ
2. Google Cloud を勉強したい人向け
3. 生成 AI に興味ある人向け
4. テコラスの様子が知りたい人向け
上記以外にも面白いブログがたくさんありますので、こちらから見てみてください!!
#Advent Calendar 2024
結果
このブログでご紹介した取り組みにより 2 つのことを達成しました。
(1) アドベントカレンダーを完走できた
これ、意外と当たり前じゃないと思うんですよね。
1 か月に 25 本ものブログを投稿する、しかも毎日連続で、というのはかなり厳しいハードルだと思います。
会社によっては、年間のブログ投稿数が 10 本なんて会社も少なくないと思います。
そんな中で、アドベントカレンダーを完走できたのはとても素晴らしいなと思います。
実は、勢い余って 12 月は執筆時点(12/25)で、38 本のブログが投稿されています。
1 日 1 本以上のブログが上がっていて、とても素晴らしいですね!
改めて、協力してくれた仲間たちに感謝したいなと思います!
ありがとう!!
(2) ブログ投稿の年間目標数を達成できた
本ブログの前半でこんなことを書きました。
その勢いを生かして、昨年度比で 2 倍 の投稿数を記録して終わりたいなと思っていました。
アドベントカレンダーを実施した目的は、「年間のブログ投稿数として設定した値を突破すること」でした。
具体的な数値でいうと、年間 250 本です。
進行状況を見る限り、かなり難しい状況だなと本音では思っていました。
しかし、結果としてはこうです!
アドベントカレンダー最後のブログが、記念すべき 250 本目のブログでした!
なんてドラマチックな終わりなんだ。
設定した目標を仲間と一緒に達成する気分は非常に良かったです。
書いてくれたみんなもそう思っているとよいなぁ。
最後に:なぜブログ投稿数を増やしたかったのか?
本来は冒頭で語るべきでしたが、「エンジニアにブログを投稿してもらうには?」というポイントで悩んでいる方にはノイズかなと思い最後に書くことにしました。
私が技術ブログの本数を増やすことで達成したかったのは「エンジニア業界での NHN テコラスの認知度を上げること」です。
エンジニアが最も見るウェブサイトは「技術ブログ」です。
日常的な業務で発生する問題を自分の知識や経験だけで解決するのは不可能で、必ず「似た経験をした誰か」を頼ることになります。
そんな時に見るのが「公式サイト」と「技術ブログ」です。
私も幾度となく技術ブログに助けられてきました。
助けられたブログのことはよく覚えているものです。
それがオウンドメディアでの発信であれば、そのメディアのことを覚えてくれるかもしれません。
様々なブログを多く出していくことで、世の中のエンジニアの人に NHN テコラスと出会う確率を上げ、
認知度を高めていきたい、というのが私が実現したいことです。
私は、NHN テコラスの Tech Blog という技術ブログを強くしていくことで、エンジニアからの認知が高まると信じ、技術発信を推進する動きをしています!
この動きに共感した社内の仲間と、さらに来年盛り上げられるように頑張っていきたいなと思います!
テックブログ新着情報のほか、AWSやGoogle Cloudに関するお役立ち情報を配信中!
Follow @twitter2024 Japan AWS Top Engineers / Google Cloud Partner Top Engineer 2025 に選出されました! 生成 AI 多めで発信していますが、CI/CDやIaCへの関心も高いです。休日はベースを弾いてます。
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