【AWS Summit Japan 2022】はじめての AWS(AWS-EVA)
こんにちは。マーケティングチームのmiyagiです。
2022年のAWS Summit Online で「はじめての AWS(AWS-EVA)」というセッションを聞きましたので、レポートします。
セッション概要
タイトル
スピーカー
AWS シニアエバンジェリスト 亀田 治伸
概要
AWSクラウドについて一から学びたい方や、これからAWSの導入を検討される方を対象に、サービス概要やご利用メリット、セキュリティ面などについてご説明します。
レポート
クラウドとAWSの基本コンセプト
- 投資を伴う固定資産型からサービス型へITを変革
- 使いやすい価格帯、初期投資不要、低額の変動費、使用分のみの支払いを採用している
- コスト削減実現するツールとしての印象が強い
- それだけでなくエンジニアが一度作ったIT基盤を世の中やビジネスの変化に応じて柔軟に作り変えることや、一度停止して考え直す時間を作れる
- ビジネスなどのチャレンジを後押しする基盤でありたい
- ネットワークのあり方
- アカウントを作ると完全なるプライベート空間が準備される
- その中で起動するリソース・サーバー・ストレージなどをインターネットと通信させるのかVPN経由のみなどの通信か選べるようになっている
- 多くの企業で重要なデータを持つ基幹システムなど移設している
- AWSが展開しているグローバルインフラストラクチャー
- 世界で26のリージョン、84のアベイラビリティゾーン、300超のエッジロケーション
- 1つのリージョンで複数のデータセンター群にまたがったシステムを作れる
- 日本は東京と大阪の2つのリージョンがある
- クラウド発祥の地アメリカと、通信に南北事情を持っている中国を除くと2つ目のリージョンがあるのは日本だけ
- 日本でのクラウド利用が多い、または今後の期待値が高いと言える
- 世界で26のリージョン、84のアベイラビリティゾーン、300超のエッジロケーション
- 200を超えるサービスを提供している
- ほとんどがマネージドサービス
- なるべく多くの最新テクノロジーを用意し、お客様に機能として提供している
- 例:データベース
- 商用環境でデータベースを作る際ほぼみんな同じ作業する
- 冗長構成
- Backupとる
- セキュリティパッチは精査して適応する
- 開発時は作業する前にフラグを立て、終わったらフラグの時点に戻せるようにしたい(PITR(Point In Time Recovery))
- 非常に重要な作業なのに直接のビジネスに影響を及ぼさない
- エンジニアが必ず行う作業だがそんなに回数はない
- 回数のない作業に高い専門性や自動化を求めるのは難しい
- AWSでは24/365でAPI経由で世界中から利用されるため、専門性があるエンジニアを配置し完全なる自動化を目指している
- 結果として使いやすいものができるので、数分間の作業で複数のデータセンターにまたがったデータベースが用意できる
- お客様はこれを利用することで、本来行うべき作業に多くの時間を使うことができる
- 商用環境でデータベースを作る際ほぼみんな同じ作業する
クラウドが選ばれる理由
- ビジネスの俊敏性
- 今まで納品、取り付け、OS・ミドルウエアインストールで数か月要していた
- AWSだとブラウザやコマンドラインツールから作業するだけ数分~数十分で必要なリソースを起動することができる
- ここで得られた開発のリードタイムはビジネスの競争力に直結する
- コスト削減
- 従来の「資産減価償却モデル(CAPEX)」では、数年間使うこと前提で投資を行うと常に余剰キャパシティを抱えることになる
- 5年間ほぼ変動しない業務システムとなる
- AWSが採用している「従量課金後払いモデル(OPEX)」では、無駄のない投資を行うことができる
- 変更可能な業務システムとなる
- データセンター費用、インフラ構築費用、セキュリティなどの費用が利用料に含まれているためコスト削減につながる
- データセンター単位の冗長化もコストに影響を及ぼす
- AZをいくつ使ってもデータ量に対してだけの費用になるのでコスト削減につながる
- 定期的な値下げ
- AWSは2006年3月以降111回以上の値下げを実施している
- 運用負荷軽減
- 仮想化基盤はAWSが操作するがOSを立ち上げた場合顧客の責任範囲となる
- マネージドサービスを利用する場合、あらかじめ設計したものが機能として提供される
- エンジニアはそれを利用することで多くの時間の確保が可能になる
- 責任共有モデル
- AWSに任せることが可能な範囲
- AWS基本サービス
- コンピュート・ストレージ・データベース・ネットワーク
- AWSグローバルインフラストラクチャ
- アベイラビリティゾーン・リージョン・エッジロケーション
- AWS基本サービス
- お客様自身でコントロール可能
- お客様のアプリケーション・コンテンツ
- ネットワークセキュリティ・サーバー(OS)セキュリティ・データセキュリティ・アクセスコントロール
- お客様のアプリケーション・コンテンツ
- AWSに任せることが可能な範囲
- 従来の「資産減価償却モデル(CAPEX)」では、数年間使うこと前提で投資を行うと常に余剰キャパシティを抱えることになる
クラウドが選ばれる理由
- クラウドでこれからのITは変わる
- 今までできていたことを、より早く、簡単に、柔軟に実現できる
- 今までできなかったことが実現できる
感想
クラウドやAWSの利用に対して初めての方など、まだ疑問がある初心者の方向けのセッションでした。
クラウドを利用することでエンジニアの時間を確保することに繋がり、エンジニアの限られている時間を優先度の高い業務に使うことができ、そこから現在の動きが早い市場の中で、自社のビジネス競争力をあげることに繋げることができるということでした。
ビジネスをするにあたり、エンジニアの時間確保で得られるメリットはたくさんあるんだよな…と改めて思い知りました。
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