【アップデート情報】Amazon EC2 ステータスチェックで、アタッチ済みのAmazon EBS ボリュームの接続性チェックがサポートされました
はじめに
こんにちは、amaebiです。
2024年8月27日のアップデートで Amazon EC2 のステータスチェックで、アタッチ済みのAmazon EBS ボリュームの接続性チェックがサポートされました!
Amazon EC2 ステータスチェックが、接続された EBS ボリュームの到達可能性の健全性をサポートするようになりました
今回は、Amazon EBS ボリュームの接続性チェック のアップデート内容を紹介します。
アップデート内容
今回のアップデートにより、CloudWatchメトリクスを設定しなくても、Amazon EBS ボリュームの接続性チェックが簡単に行えるようになりました。
その結果、Amazon EBS のアタッチメントの問題やボリューム障害が発生した場合でもすぐに検知できるようになり、早急な障害対応が可能になりました。
Amazon EBS ボリュームの接続性チェックは、全てのAmazon EC2 Nitro インスタンスでサポートされています。
AWS Nitro System 上に構築されたインスタンス
検証
それでは、実際に AWS Fault Injection Service を使用して、Amazon EBS ボリュームの接続性チェックの障害が検知できるかテストしていきます。
AWS Fault Injection Service とは
まず、公式の手順に従って Amazon EBS ボリュームのI/Oを一時的に停止します。
Amazon EBS での障害テスト
Amazon EBS の ボリュームタグから、対象のEBSボリュームを選択し、 アクション > フォールト挿入 > ボリューム I/O を一時停止 をクリックします。
Amazon EBS ボリュームの停止時間を 5分 に設定し、選択されたボリュームが間違っていないことを確認出来たら ボリューム I/O の 一時停止 をクリックします。
ボリューム I/O 一時停止 を実行する際の注意事項が表示されますので、問題なければ開始と入力し、 実験を開始 をクリックします。
Amazon EBS ボリュームの停止が開始されました。
しばらく経過してから、Amazon EC2 のステータスチェックを確認します。
対象のAmazon EBS ボリュームで障害が発生していることを、ステータスチェックで確認できました。
Amazon EBS ボリュームの停止から5分経過後、再び Amazon EC2 のステータスチェックを確認します。
Amazon EBS ボリュームが問題なく起動していることが確認できます。メトリクスを確認すると、障害が発生していた際の時刻のメトリクスが変動していることが確認できます。
さいごに
以上でAmazon EC2 ステータスチェックで、アタッチ済みのAmazon EBS ボリュームの接続性チェックのアップデート速報でした。
Amazon CloudWatch を設定せずとも、Amazon EBS ボリュームの接続性チェックが簡単に確認できるのは個人的にとても嬉しいアップデートでした。
今回のアップデートが、Nitro インスタンスのみが対象となっているため、一部のインスタンス (t2シリーズなど) で構築した際には注意が必要です。
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Follow @twitteramaebiと申します。クラウドエンジニアとしてまだまだ未熟ですが、これから精進していきたいです。
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