Gemini Enterprise のプランと料金を解説!!
2025.8.28
本記事は、2025年11月07日時点での情報です。
Gemini Enterprise とは?
Gemini Enterprise は、Google Cloud が提供する企業向けの AI アプリケーションです。
Google 公式では、Gemini Enterprise について以下のように説明されています。
Gemini Enterprise は、あらゆるワークフローにおいて Google AI のメリットをすべての従業員に提供する、高度なエージェント プラットフォームです。チームは、AI エージェントの発見、作成、共有、実行をすべて 1 つの安全な環境で実行できます。
出典: Bring the best of Google AI to every employee, for every workflow
Gemini Enterprise の特徴
Gemini Enterprise の主な特徴としては、次の3点です。
- 大量のデータの中から、必要な情報を抽出し、要約、音声化、可視化を実現
- 社内のデータを連携させることで、企業独自のナレッジに基づいた回答や提案を実現
- タスクに対して、生成 AI が自律的に作業を代行し、業務効率化を実現
Gemini Enterprise と外部接続可能なアプリケーション
Gemini Enterprise は外部のアプリケーションと接続することにより、企業が持つデータの検索であったり、企業独自のナレッジに基づいた回答を生成することが可能になります。
Gemini Enterprise から接続ができるアプリケーションは以下のようなものがあります。
Google が提供するサービス
- Google Drive
- Gmail
- Google Calender
- BigQuery など
最新の接続可能な Google のサービス一覧はこちらから
参考: Connect a Google data source
サードパーティーのサービス
- SharePoint
- Outlook
- Slack
- Salesforce
- GitHub
最新の接続可能なサードパーティーのサービス一覧はこちらから
参考: Connect a third-party data source
Gemini Enterprise のプラン
Gemini Enterprise には、主に2つのプランが存在しております。
| プラン名 | 主な機能 |
|---|---|
| Enterprise Standard | ・データインデックス容量 30GB/ユーザー ・外部接続アプリケーション内の検索 ・検索結果の要約を含むテキスト生成 ・メディア生成 ・タスクとアクション ・ノーコードとフルコードエージェント利用 ・Gemini Code Assist Standard |
| Enterprise Plus | ・データインデックス容量 75GB/ユーザー ・外部接続アプリケーション内の検索 ・検索結果の要約を含むテキスト生成 ・メディア生成 ・タスクとアクション ・ノーコードとフルコードエージェント利用 ・Gemini Code Assist Standard |
- Frontline という建設現場などで働く方向けのライセンスも存在します。詳しくはお問い合わせください。
Gemini Enterprise の料金
| プラン名 | 最低ライセンス数 | 価格 | 契約期間 |
|---|---|---|---|
| Gemini Enterprise Standard | 1 | $35 or $30 /人 | 月契約 or 年契約 |
| Gemini Enterprise Plus | 1 | $60 or $50 /人 | 月契約 or 年契約 |
Gemini Enterprise は年間契約を行うことで、割引を受けることがができます。
参考: Gemini Enterprise のエディションを比較する
データインデックス料金
Gemini Enterprise は、ライセンス料金に加え、データインデックスに対しての課金も発生いたします。
データインデックスとは?
Gemini Enterprise では、AI エージェントがユーザーの質問に答えるためにドキュメントやスライドなどの情報を参照します。この膨大なデータから必要な情報を素早く見つけ出すための「索引」の役割を果たすのが、データインデックスです。
料金
データインデックスの費用は、Gemini Enterprise Standard では、30GB/ユーザー、Gemini Enterprise Plus では、75GB/ユーザーの無料枠があります。データインデックスについては、ユーザー単位ではなく、プロジェクト内で有効な Gemini Enterprise ライセンスが持つ無料枠の合算となります。つまり、それを超えたデータインデックスを使用する場合は、ライセンス費用に加えた課金が発生します。超過分に対しては、$5/GB・月で発生いたします。
無料トライアルについて
現在、新規ユーザーには、30日間有効な50ユーザー分の無料ライセンスが付与されます。ただし、注意が必要です。無料トライアルが終了すると、ライセンス費用は発生しなくなりますが、データインデックスの料金は継続して発生します。
そこまで多くのデータを使用しない場合でも、トライアル終了後は、不要なデータインデックスを忘れずに削除するようにしましょう。
現在、無料トライアルのサポートを無償で行っておりますので、是非 Gemini Enterprise をお試しください!!!
Gemini Enterprise 無料トライアル申込フォーム
※「お問い合わせ内容」へGemini Enterprise トライアルと記入ください。
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