Generative AI Use Case JP (GenU) で AgentCore を使ってみる

AWS

2025.8.29

Topics

概要

2025 年 8 月 26 日 に GenU の v5 がリリースされました。
リリース v5.0.0 · aws-samples/generative-ai-use-cases

v5 では新機能として AgentCore が実装されました。
Amazon Bedrock AgentCore 自体はまだプレビューですが、GenU の MCP チャットが今後削除予定になったため、MCP サーバーの代替として AgentCore を試してみました。

AgentCore の説明

Bedrock AgentCore は、任意のフレームワークとモデルで AI エージェントを安全にスケール展開できるサービス群です。

GenU で AgentCore を利用する場合、コードの作成は不要で、デフォルトで定義されている MCP サーバーをそのまま利用できます。

機能の詳細については、AWS ブログやハンズオンをご覧ください。
Amazon Bedrock AgentCore のご紹介: AI エージェントをあらゆる規模で安全にデプロイおよび運用する (プレビュー) | Amazon Web Services ブログ
Amazon Bedrock AgentCore Workshop: From Basic to Advanced Agent Development

GenU で AgentCore を設定する

この記事では、AgentCore を設定する際に、必要な操作に絞って記載します。
そのため、GenU の基本的な構築については以下をご覧ください。
生成 AI 体験ワークショップ

なお、GenU AgentCore の設定は、以下のドキュメントに記載されています。
generative-ai-use-cases/docs/ja/DEPLOY_OPTION.md at main · aws-samples/generative-ai-use-cases

ARM 環境で AWS CDK を実行する

AgentCore を設定する際に、x86 環境ではイメージのビルドに失敗したため、ARM 環境の EC2 上で AWS CDK を実行しています。

x86 環境で実行した場合の動作

#7 [3/8] RUN apt-get update -y && apt-get install curl nodejs npm graphviz -y
#7 0.264 exec /bin/sh: exec format error
#7 ERROR: process "/bin/sh -c apt-get update -y && apt-get install curl nodejs npm graphviz -y" did not complete successfully: exit code: 255
------
 > [3/8] RUN apt-get update -y && apt-get install curl nodejs npm graphviz -y:
0.264 exec /bin/sh: exec format error
------
Dockerfile:14
--------------------
  12 |
  13 |     # Install system dependencies
  14 | >>> RUN apt-get update -y && apt-get install curl nodejs npm graphviz -y
  15 |     RUN curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
  16 |
--------------------
ERROR: failed to solve: process "/bin/sh -c apt-get update -y && apt-get install curl nodejs npm graphviz -y" did not complete successfully: exit code: 255
AgentCoreStack: fail: docker build --tag cdkasset-64ba68f71e3d29f5b84d8e8d062e841cb600c436bb68a540d6fce32fded36c08 --platform linux/arm64 . exited with error code 1: #0 building with "default" instance using docker driver

AgentCore の Dockerfile

# Use ARM64 base image for Bedrock AgentCore compatibility
FROM --platform=linux/arm64 public.ecr.aws/docker/library/python:3.13

generative-ai-use-cases/packages/cdk/lambda-python/generic-agent-core-runtime/Dockerfile at main · aws-samples/generative-ai-use-cases

cdk.json の設定

createGenericAgentCoreRuntimeを true にすると AgentCore が利用できるようになります。

[root@ip-10-0-1-183 generative-ai-use-cases]# cat packages/cdk/cdk.json|grep createGenericAgentCoreRuntime
    "createGenericAgentCoreRuntime": true,

MCP チャットとは別のディレクトリに、MCP サーバーを設定する mcp.json が存在します。
デフォルトで複数の MCP サーバーが設定されているため、そのまま使用します。

packages/cdk/lambda-python/generic-agent-core-runtime/mcp.json

{
  "_comment": "Generic AgentCore Runtime Configuration",
  "_agentcore_requirements": {
    "platform": "linux/arm64",
    "port": 8080,
    "endpoints": {
      "/ping": "GET - Health check endpoint",
      "/invocations": "POST - Main inference endpoint"
    },
    "aws_credentials": "Required for Bedrock model access and S3 operations"
  },
  "mcpServers": {
    "time": {
      "command": "uvx",
      "args": ["mcp-server-time"]
    },
    "awslabs.aws-documentation-mcp-server": {
      "command": "uvx",
      "args": ["awslabs.aws-documentation-mcp-server@latest"]
    },
    "awslabs.cdk-mcp-server": {
      "command": "uvx",
      "args": ["awslabs.cdk-mcp-server@latest"]
    },
    "awslabs.aws-diagram-mcp-server": {
      "command": "uvx",
      "args": ["awslabs.aws-diagram-mcp-server@latest"]
    },
    "awslabs.nova-canvas-mcp-server": {
      "command": "uvx",
      "args": ["awslabs.nova-canvas-mcp-server@latest"],
      "env": {
        "AWS_REGION": "us-east-1"
      }
    }
  }
}

このままデプロイを行います。

AgentCore と会話し MCP サーバーを呼び出す

デプロイが完了したので、GenU にアクセスします。

AgentCoreのチャットインターフェース

今回は AgentCore を一つしか設定していませんが、AgentCore を複数作成して切り替えることも可能なようです。

AgentCoreのランタイム選択

それでは、実際に会話を始めてみます。

Aurora MySQL LTS 教えて。

AgentCoreがAurora MySQL LTSを解説

AWS 公式ドキュメントから検索しており、内容は正確です。

Aurora MySQL LTS について詳しく調べて説明します。

## Aurora MySQL LTS(長期サポート版)について

Amazon Aurora MySQL LTS(Long-Term Support)は、データベースクラスターを長期間にわたって安定したバージョンで運用したい場合に適したオプションです。

### **LTS の概要**

**特徴:**

- **長期サポート期間**: 最低 3 年間または主要バージョンの標準サポート終了まで(どちらか早い方)
- **アップグレード頻度の削減**: 非 LTS リリースと比べて、アップグレード回数が大幅に減少
- **安定性重視**: 新機能ではなく、重要な問題の修正に焦点

### **現在の LTS バージョン**

**利用可能な LTS バージョン:**

- **Aurora MySQL version 3.10.\*** (MySQL 8.0.42 対応)
- **Aurora MySQL version 3.04.\*** (MySQL 8.0.28 対応)

### **LTS の運用特徴**

**パッチ管理:**

- LTS 期間中は重要な問題の修正のみを含むパッチレベルの更新
- 新機能は含まれない
- 年 1 回程度、最新のパッチバージョンへの自動更新
- 緊急のセキュリティ修正は随時適用

**推奨設定:**

- `AutoMinorVersionUpgrade` パラメータを `false` に設定
- AWS コンソールでは「自動マイナーバージョンアップグレード」のチェックを外す
- これにより、意図しない非 LTS バージョンへの自動アップグレードを防止

### **LTS が適している環境**

**以下の特徴を持つシステムに推奨:**

1. **ダウンタイムを最小化したい場合**

   - 重要なアプリケーションでアップグレードによるダウンタイムを避けたい

2. **長時間のテストサイクルが必要**

   - データベースエンジンの各更新に対して長時間のテスト期間が必要

3. **機能要件が満たされている**
   - 現在のデータベースバージョンでアプリケーションに必要な全ての機能が利用可能

### **重要な考慮事項**

**一般的な推奨事項:**

- ほとんどの Aurora MySQL クラスターには**最新リリース**の使用を推奨
- LTS は特定の要件がある場合のみ選択

**サポートオプション:**

- 標準サポート終了後は、**RDS Extended Support**により追加料金で継続サポートが可能
- Extended Support 期間中は、CVSS の重要度が「Critical」および「High」の脆弱性に対するパッチを提供

Aurora MySQL LTS は、安定性と予測可能性を重視する企業環境において、長期間にわたって同じバージョンでの運用を可能にする重要なオプションです。

トレース内容から検索したドキュメントを確認できます。

AgentCoreの実行トレース画面

まとめ

Bedrock AgentCore はまだプレビューなので、今後 GenU 上でどうなるかはわかりませんが、AgentCore を使えばより自由に AI エージェントを実装できそうです。

参考資料

generative-ai-use-cases/docs/ja/DEPLOY_OPTION.md at main · aws-samples/generative-ai-use-cases
Amazon Bedrock AgentCore のご紹介: AI エージェントをあらゆる規模で安全にデプロイおよび運用する (プレビュー) | Amazon Web Services ブログ
Amazon Bedrock AgentCore Workshop: From Basic to Advanced Agent Development

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Cold-Airflow

2021年新卒入社。インフラエンジニアです。RDBが三度の飯より好きです。 主にデータベースやAWSのサーバレスについて書く予定です。あと寒いのは苦手です。

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