[AWS re:Invent 2024]Completing a large-scale migration and modernization (MAM205)
Topics
はじめに
こんにちは、Shunです!
AWS re:Invent 2024 に参加させていただいたので、そこで聞いたセッションで感じたことをご紹介します!
今回はクラウド移行に関するセッションをまとめます!
セッション概要
タイトル
Completing a large-scale migration and modernization
概要(日本語訳)
このセッションでは、AWS を使用してオンプレミスのワークロードを移行および最新化した何千もの企業から得た貴重な教訓に焦点を当てます。これまでに学んだ技術的な教訓と、使用してきたメンタルモデルについて詳しく説明します。移行時に最新化するためのチームの設定方法と、成功のために AWS プロフェッショナルサービスおよび AWS パートナーと連携する方法を学びます。最後に、AWS の移行および最新化ツールの最新情報を入手します。
セッションリンク
AWS re:Invent 2024 – Completing a large-scale migration and modernization (MAM205)
現地の様子
セッション要約
本セッションでは、企業がクラウド移行とモダナイゼーションを成功させるための重要な教訓について解説しています。セッションを通して、技術的な側面だけでなく、ステークホルダーとの調整やマインドセットといった組織的な側面が非常に重視されていました。
具体的には、「移行の目的を明確化し、経営陣の理解と協力を得ること」や「計画のリーダーを任命し、組織全体の調整と推進を図ること」、「ビジネスニーズに合わせてルールを確立していくこと」などが解説されています。
事例としては、Danske Bank というデンマークの銀行が大規模なクラウド移行を短期間で成功させた事例が紹介されました。
セッションのまとめとして、完璧に進めるのではなく、一歩ずつ継続的に歩んでいくことの重要性が強調されていました。
印象に残ったスライド
クラウド移行における CCoE チームのアンチパターンスライド
クラウド移行におけるうまくいく CCoE チーム
- 期間限定チームである
- クラウドの最新知識を持っている
- 頼れる相談相手である
- セキュリティ対策やコスト管理などの土台作りを行える
クラウド移行におけるうまくいかない CCoE チーム
- いつまでもクラウド移行チームに居座る
- クラウドの良さを活かせず、従来のやり方にこだわる
- すべての作業をCCoEが抱え込む
- 完璧なクラウド環境を目指しすぎる
- 他の仕事と掛け持ちをする
DevOps とはいうけれど、本当はもっと関わっている人いるよねスライド
DevOps というワードは頻繫に使われますが、それに関わる人は開発(DEV)と運用(OPS)だけではないですよね。
開発(DEV)、運用(OPS)に加え、セキュリティ(SEC)、ビジネス(BIZ)、財務(FIN)、生成 AI(GEN AI)が DevOps に関わります。
DevSecBizFinGenAIOps が正しいのかな。
エンジニア視点だけでなく、組織としての視点も持つことが重要そうです。
チーム形成から解散までの流れを示したスライド
タックマンモデルというチーム形成の流れが紹介されました。
チーム形成の流れや考え方を意識したことがなかったので、印象に残っています。
これは仕事に関わらず、スポーツなど他のことにも当てはまる考え方だと感じました。
(公式ドキュメントを見つけれなかったので、Wikipediaを貼っておきます。)
Tuckman’s stages of group development
Forming(形成)
- メンバーが集まり、チームが形成される初期段階
- 役割が不明確
Storming(衝突)
- メンバー間の意見の相違や衝突が起こりやすい段階
- 目標や役割に対する不満や抵抗が生じる可能性がある
Norming(規範)
- チームの規範やルールが確立され、メンバー間の協力体制が築かれる段階
- 相互の信頼関係が深まり、一体感が生まれる
Performing(成果)
- チームが目標達成に向けて効果的に機能する段階
- メンバーが自律的に行動し、高いパフォーマンスを発揮する
Adjourning(解散)
- プロジェクトの完了などにより、チームが解散する段階
さいごに
登壇者全員が誰一人、言葉に詰まることなく、声の抑揚や話すスピードをコントロールしている姿を見て、衝撃を受けました。
これは自信の表れでもあると思い、これほどの自信を持ってプレゼンをするからこそ、視聴者に伝わるのだと感じました。
いつになるかは分かりませんが、自分も圧倒的なプレゼンができるようになりたいです。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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