Amazon Quick から Asana を自然言語で操作してみた
はじめに
こんにちは、フクナガです。
Amazon Quick では、様々なサービスとのインテグレーションを利用可能ですが、
今回は Asana との連携について構築方法やできることをご紹介していきます。
Asana 統合でできること
Amazon Quick と Asana を統合すると、Asana のワークスペースに対してコンテンツの作成、更新、管理が可能です。
参考:Amazon Quick > ユーザーガイド > Asana の統合
※本機能の利用には、Amazon Quick プロフェッショナル 以上のプランが必要です。
Amazon Quickは、2つのユーザーサブスクリプションプランを提供しています。
・プロフェッショナル(1ユーザーあたり月額20ドル):すべてのビジネスユーザーが利用できる、チャットエージェント、スペース、Quick Sight、Quick Research、Quick Flowsへのアクセスなど、Quick全体の主要機能が含まれています
・Enterprise (ユーザーあたり月額 40 ドル) : Professional レベルのすべての機能に加え、Quick Automate での自動化や Quick Sight でのダッシュボードの作成機能などの高度な機能へのアクセスが含まれます。
出典:Amazon Quick pricing
連携設定について
連携を実施するためには、下記の実施が必要です。
- Asana 側: APIを利用するための「OAuth アプリ」を作成し、
クライアントIDとクライアントシークレットを取得する。 - Amazon Quick 側: 取得した情報を使い、「インテグレーション」設定を行う。
本ブログでは、こちらの設定手順について画面キャプチャ付きでご紹介します。
前提条件
これからご紹介する手順については下記の条件で実施しております。
・Amazon Quick Enterprise プラン
・Asana Starter プラン
・Asana デスクトップアプリを使用
1. Asana 側設定
(1) 画面右上の自身のアカウントをクリックし、「設定」を押下する

(2) 「アプリ」>「デベロッパーコンソールを表示」を押下する

(3) 「アプリを新規作成」を押下する

(4) アプリ名を入力し、「API アプリ」を選択、規約への同意にチェックを入れたら、「アプリを作成」を押下する

(5) 基本情報に表示された「クライアント ID」「クライアントシークレット」をメモする

(6) 「OAuth」画面へ遷移し、下記権限にチェックを入れ、「変更内容を保存」を押下する
・Custom fields:read
・project_templates:read
・projects:read
・stories:read
・tasks:read
・tasks:write
・users:read
・workspaces:read
・workspaces.typeahead:read
参考:Amazon Quick > ユーザーガイド > Asana の統合
ドキュメントには記載がなかったのですが、実際に接続検証した際に「Custom fields:read」権限がないことでエラーになったので上記に加えています。
以下画像のように該当する権限にチェックを入れていきます。

(7) 「OAuth」画面上部の「リダイレクトURLを追加」を押下し、下記の値を追加したのち「追加」を押下する

(8) 「配布設定を管理」画面へ遷移し、「特定のワークスペース」>「+ ワークスペースを追加」を押下する

(9) ワークスペースを選択し、「追加」を押下する

これにて、Asana 側の設定は終了となります!
それでは、Amazon Quick 側の設定に移っていきましょう!
2. Amazon Quick 側設定
(1) Amazon Quick コンソール上で「インテグレーション」>「アクション」から「Asana」を選択する
様々な 3rd Party ツールとの統合をこのコンソールから設定することが可能です。

※何回かに一回くらいのペースで何も表示されない時がありますので、その際はリロードしてみてください。
(2) 下記をそれぞれ入力し「作成して続行」を押下する
名前:任意の名前を入力
接続タイプ:パブリックネットワーク
ベース URL:https://app.asana.com/api/1.0
クライアント ID:先ほどメモした値を入力
クライアントシークレット:先ほどメモした値を入力
トークン URL:https://app.asana.com/-/oauth_token
認証 URL:https://app.asana.com/-/oauth_authorize
※ここに記載のある「リダイレクト URL」を先ほど紹介した Asana 設定時のリダイレクト URL として入力しています。


(3) 本インテグレーションを共有する場合はユーザー、グループを追加し「完了」を押下する

インテグレーション設定が完了したら、下記のように表示されます。

3. 接続確認
それぞれの設定が完了しましたので、実際に Amazon Quick から呼び出せるか確認していきましょう。
(1) チャットエージェント画面へ遷移
見やすさの観点から最大表示していますが、デフォルトでは画面右側に表示されます。

(2) 「すべてのデータとアプリ」のプルダウンから「追加」を選択する

(3) 「アクション」タブから作成した Asana インテグレーションを選択し、「保存」を押下する

(4) Asana のプロジェクトに関する質問をチャット画面で入力し、表示された「サインイン」を押下する

(5) 表示されたポップアップで「許可」を押下する

問題なくサインインできると、下記画像のように「サインイン済み」と表示されます。

実際にプロジェクトの情報を取得できていたら、問題なくインテグレーションの設定ができています!
※記載されているタスクは、今回のデモのために作成された無作為な内容となります。

実際に Asana インテグレーションの機能を使ってみよう
① Asana 対象プロジェクトへのタスク登録
検証のために作成したプロジェクト「検証用製品リリース」にタスクを登録してみたいと思います!
※プロジェクトの作成は Amazon Quick 側に許可していないので、Asana 側で対応する必要があります。

タスクをどういった内容で作るか、という画面が表示されます。

画面をスクロールすると「Submit」ボタンがありますので、押下します。

タスクが完了したみたいです。

実際に Asana の対象プロジェクトを確認すると、該当のタスクが登録されていました!
わざとアサインするメンバー(私)のフルネームを書かなかったのですが、参画メンバーの情報を参照したうえでアサインできているみたいですね。

② タスクの提案と子タスクの登録
実際のユースケースを考えていきます。
プロジェクト進行においてタスク管理ツールを使う際、タスクの粒度は問題になりがちです。
今回は、大きい粒度過ぎて進みが見えづらいタスクに対して、より細かい子タスクを定義し、追加する検証を Amazon Quick 上で実施してみます。

提案に対して許可を出すと、子タスクの作成が始まりました。
それぞれ「アクションのレビュー」 → 「実行」を繰り返す、という挙動でした。

(今回は 4 タスク作ったところで止まってしまったので、あまり多くの登録を一気に依頼するのは避けたほうがよさそうです)
実際に子タスクが作成されていて、それぞれの中に対応すべき項目が説明として入力されています。

➂ プロジェクトの進行状況のサマリ作成
PM がやるべき仕事ではあるのですが、それをより網羅的かつ効率的に実施するために、サマリを作成できれば良いなと考え検証してみました。

画面左側に下記のようにタスクについてまとまった表が作成されました。
こういった可視化がサクッとできるのはとても良いですね。

とても分かりやすくまとまっています。
タスク管理ツールを参画メンバー全員が主体的に見に行ってくれればよいですが、そうはいかないケースも少なくはないと思います。
そういった際に、日次で進捗をチェックしサマリする AI ワークフローがあれば、人の手を介さず、また特定の人の負担が増えずに進捗チェックができます。
できなかったこと
個人的にはニーズがあると思ったのですが、できなかったのが「タスクにコメントを追加すること」です。
具体的には「進捗が見えないタスクへ、メンション付きで報告する旨をコメントする」みたいなことができると最高だったのですが、現在そういったアクションには対応していないというメッセージが表示されました。
今回はチャット形式で検証しましたが、AI によるワークフローを実装し、毎朝 10 時に進捗確認し、タスク上でリマインドをかけたりできればと相当自動化につながると思いますので、機能追加に期待したいです。
まとめ
本ブログでは、Amazon Quick から Asana を自然言語で操作するまでの設定手順と、実際にこの仕組みを使ったプロジェクト管理を試してみました。
Asana 自体にも AI 機能やワークフローを定義する機能はありますが、Amazon Quick で様々なツールをワンストップで管理したいニーズもあるかもしれません。
AI を活用した次世代のプロジェクト管理、というのを考え始めるときが来ているのかもしれませんね。
また、Asana 以外にも様々なインテグレーションを Amazon Quick は提供しているため、色々試していきたいと思います!
参考文献
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