【セッションレポート】Agentic AI Summit ’26 Spring Gemini Enterprise 関連セッションまとめ

Google Cloud

2026.4.10

Topics

はじめに

本記事は、2026 年 3 月 19 日に開催された Google Cloud 主催イベント「Agentic AI Summit ’26 Spring」のセッションレポートです。

生成 AI の活用は、単なるタスクの自動化から、自律的に思考し行動する「Agentic AI(自律型 AI エージェント)」へとさらなる進化を遂げています。
Google Cloud は、この新たな潮流をメインテーマとしたイベント「Agentic AI Summit ’26 Spring」を開催します。
概要 / アジェンダ – Agentic AI Summit ’26 Spring

本レポートでは、とりわけ多くのセッションで取り上げられていた Gemini Enterprise に焦点を当て、関連セッションをダイジェスト形式でお届けします。

※本情報は、2026 年 3 月 26 日時点での情報となります。

セッションレポート

セッションの動画と資料は公開されておりますので、詳細はそちらをご確認ください。

1. 自律型 AI Agent が導く次世代の業務変革

動画リンク

Watch – 自律型 AI Agent が導く次世代の業務変革

概要

現場への浸透と、経営インパクトの創出。多くの企業が直面するこの課題を解決するには、アプローチの異なる手段を補完的に組み合わせることが鍵となります。
本講演では、従業員のワークスタイルに馴染む支援と、複雑な業務課題を自律的に解決する高度な仕組みをどう融合させるかを論じます。
Gemini Enterprise を活用し、個人の創造性と組織の実行力をシームレスにつなぐ、次世代の変革シナリオを描きます。

ポイント

  1. AI が「戦力」になるための 3 要素: 「理解(Gemini の長文コンテキスト)」「記憶(パーソナライズ)」「実行(ツール連携)」の統合
  2. Gemini Enterprise でユーザーの意図を汲み取り、自らツールを駆使して調査・スライド生成まで完結させるデモを披露
  3. 2026 年 3 月のアップデート Gemini Enterprise モバイルアプリがリリース 製造業のエレベーター点検で使用するデモを披露

2. エージェントを「分析」する時代へ。Gemini Enterprise と BigQuery で実現するエージェントエコシステムとデータエージェント最前線

動画リンク

Watch – エージェントを「分析」する時代へ。Gemini Enterprise と BigQuery で実現するエージェントエコシステムとデータエージェント最前線

概要

AI エージェントは、作って終わりのフェーズから、分析し改善し続ける『最適化』のフェーズへ入っています。
本セッションでは、Gemini Enterprise × BigQuery を活用したエージェントのリアルタイム行動分析を詳説します。
エージェントとお客様や従業員のやり取りの分析によりエージェントが正しく価値を創出しているかを描き出し、エージェントの評価や課題の特定、さらには潜在的なニーズやトレンドを抽出し、迅速な PDCA とサービス改善へと繋げる方法をご紹介します。
また、進化し続ける Google Cloud のデータエージェントの最前線についてもお届けします

ポイント

  1. BigQuery Agent Analytics で簡単にエージェントの行動ログを BigQuery へリアルタイムに集約し、改善サイクルを回す仕組みが実装可能
  2. エージェント分析を実装することで監視・評価・改善として多くのインサイトを与えてくれる
  3. Gemini Enterprise であれば、多くのデータソースにある非構造化データと構造化データを使えるようになる

3. パナソニックグループの業務改革を加速させる生成 AI 活用と Gemini Enterprise 導入の真価

動画リンク

Watch – パナソニックグループの業務改革を加速させる生成 AI 活用と Gemini Enterprise 導入の真価

概要

パナソニックグループ全従業員が利用する社内向けの生成 AI 基盤「PX-AI」では Google Cloud の Vertex AI を利用しています。
本セッションでは、PX-AI の社内推進事例のご紹介をし、後半では現在全社向けに展開している NotebookLM Enterprise や Gemini Enterprise のノウハウをご紹介します。

ポイント

  1. 全社展開している生成 AI チャットツールを始め社内的に AI の利活用は進んでいる状態
  2. NotebookLM Enterprise の活用: 1,500 名以上がナレッジ整理に活用し、情報の「探す」時間を最小化
  3. Gemini Enterprise の活用:SharePoint や Salesforce 連携機能を検証中

4. AI の「導入」→「体験」へ。Gemini Enterprise 導入推進の現在地。

動画リンク

Watch – AI の「導入」→「体験」へ。Gemini Enterprise 導入推進の現在地。

概要

経営層の「AI 導入」という号令を、いかに現場の力へ変えるか。本講演では、デジタル体験設計のプロとして「人間中心設計」を用い、Gemini / Gemini Enterprise の全社導入から AI Agent の実装までの事例を公開します。
IT 部門が陥りがちな「ツール導入の目的化」を脱却し、「従業員満足度の向上」と「現場の自走」をどう両立させたのか。
自律的な業務効率化へのアプローチをお伝えします。

ポイント

  1. Agent Designer でインシデント発生時の「原因分析」から「レポート作成」までの一連のフローをノーコードで自動化したユースケースの紹介
  2. 現場の疎外感を解消し、社員が自ら AI を活用したくなる「体験」としての設計を重視
  3. ツール統合・BPR・価値拡大の 3 ミッションを掲げ、組織的な AI 変革を強力にリード

5. Gemini Enterprise × Box が変える業務革新:AI 活用と安全な情報基盤

動画リンク

Watch – Gemini Enterprise × Box が変える業務革新:AI 活用と安全な情報基盤

概要

生成 AI の価値は疑いようがない一方、多くの企業が PoC から本番展開に進めない。
その理由は、AI に問題があるわけではなく、データに問題があるからです。
Box で Agentic AI 時代に求められるセキュアな情報基盤を構築して、データを保護しながら活用する 3 つの方法、そして、Box AI エージェントと Gemini Enterprise の連携により実現する業務変革をご紹介いたします。

ポイント

  1. AI の性能に問題があるわけじゃなく、参照するデータ側に問題があるケースが多い
  2. Box 内に「Box Hubs」、「Box Apps」、「Box AI Home」といった方法でファイルとインサイトを取得出来る機能が備わっている
  3. Box のアクセス権限を継承しながら、コンテンツを Gemini Enterprise で活用できるエージェントをプレビュー公開中

6. Gemini Enterprise 社内導入による生産性向上と新たな価値創造に向けた取り組み

動画リンク

Watch – Gemini Enterprise 社内導入による生産性向上と新たな価値創造に向けた取り組み

概要

Gemini Enterprise の導入は、単なるツール利用ではなく、私たち一人ひとりの『働き方の変革』そのものです。
部門の壁を越えて知識とデータを連携させ、会社全体の生産性を飛躍的に向上させるプロジェクトを進めております。
弊社の取組みのご紹介及び今後の展望について皆様へご案内いたします。

ポイント

  1. Gemini Enterprise をグループ社内に導入:高度な生成 AI 活用とエンタープライズ基盤が選定理由
  2. Gemini Enterprise でエージェントを使った Oracle SQL クエリ変換のユースケース紹介のデモを披露
  3. Google Workspace Studio ワークフローでスプレッドシートをチェックし通知するスケジュールを実装

まとめ

各セッションを通じて、Gemini Enterprise は多くのデータソースと接続が可能であり、業務で活用するためにはエージェントの実装が鍵になると感じました。
Agent Designer を使えばノーコードでエージェントを構築でき、Agent Engine を使えばカスタムエージェントも実装できるため、柔軟性の高さが魅力です。

生成 AI の活用に迷いを感じている方は、まず Gemini Enterprise の体験から始めてみてはいかがでしょうか。

基調講演のセッションレポートもございますので、ぜひご覧ください。

関連記事
【セッションレポート】Agentic AI Summit '26 基調講演 「生成」から「実行」へ:Agentic AI が加速させるビジネス変革の最前線と Gemini Enterprise が示す未来

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2021年新卒入社。インフラエンジニアです。RDBが三度の飯より好きです。 主にデータベースやAWSのサーバレスについて書く予定です。あと寒いのは苦手です。

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