ひとりぼっちのPostgreSQLカンファレンスの感想
はじめに
こんにちは!好きな領域はPostgreSQLなDJ.mashiです。
この記事はNHN テコラス Advent Calendar 2023の24日目の記事です。
毎年11月頃にAP日本橋で開催されるPostgreSQLカンファレンスが今年も11月24日に開催され、現地へ行ってまいりましたので感想を共有します!
PostgreSQLカンファレンスとは
午前中は1時間×2本の講演があります。午後はA~Dの各トラックにて50分ずつ講演があり、休憩含め13時~17時まで計4講演を視聴することができます。
A,Bトラックは一般トラックです。Cトラックはチュートリアルトラックとなります。Dトラックは展示室兼小講演会場です。
入場にはチケット購入が必要です。チケットは下記三要素により値段が推移します。
- 早割り・・・購入時期が早いと半額
- チュートリアル視聴可能・・・午後の講演をチュートリアルトラックで視聴する場合は一般チケットより少し高額となります
- 懇親会参加・・・参加を希望される場合は別途購入となります
2023年度開催のチケット金額は以下となります。もしご興味を持たれ、来年度に出席を検討される際は予算感のご参考にしてください。
PostgreSQL Conference Japan 2023
面白いポイントは?
やはりコアな内容の講演が面白いポイントです。
ピンポイントにPostgreSQLに関する講演を朝から夕方までずっと聴くことができます。
また、対象者も初心者から上級者までと幅広いレベルの講演があるため自身にあった講演を聴ける点もポイントです。
どんな講演があったのか?
下記公式案内のプログラムに記載がある通りです。
また、各講演者のスライドも一部は当案内に掲載があるため必見です。
私が視聴したセッションの感想を下記に記載します。
PostgreSQL the way only Google can deliver it: A deep dive into AlloyDB
個人の趣向と会社柄で、AlloyDBの講演を聴く機会は非常に多いですが、やはりPostgreSQLカンファレンスです。
何を説明してるのかわからない時間がありました。
そうです。私は雰囲気でPostgreSQLを理解していたことを痛感しました。
What’s Neon? ~クラウドネイティブを実現するOSS~
AmazonAuroraPostgreSQLなどの代替を目指すOSSとして講演が始まりました。
正直なところ、私はコンピュートとストレージの分離と呼ばれる概念を抽象的には理解できても、具体的な実装の理解へ至っていないです。
その点を踏まえ、学習教材としてソースを読んでみたいと思いました。
また、PostgreSQLのI/Fを採用し、中身(ストレージエンジン)は独自実装・改修のケースが最近多いと感じます。
AmazonAuroraPostgreSQLも該当しますが、GoogleCloudのCloudSpannerもそのケースに該当すると思います。
PostgreSQLのオープンで優れたI/Fが功を奏し各サービスで利用されているのではと感じました。
マネージドPostgreSQLの実現に向けたPostgreSQL機能向上
Azure,AWS,GoogleCloudが提供するそれぞれのマネージドPostgreSQLにおける独自実装状況を含めた講演でした。
マネージドなPostgreSQLは、純粋なPostgreSQLとは少々異なる部分があります。その一部分をピックアップされていました。
せっかくなのでBRINを使ってみよう!
登壇者のぬこ@横浜氏は[改訂3版]内部構造から学ぶPostgreSQLにて著者であり、当書籍はよく参考にしています。
BRIN索引は名前の通り、ブロックレンジの索引です。この索引は利用に適さないテーブル構造と運用が存在します。
時系列で、かつUPDATEやDELETEが発行されないテーブルであれば効率は良さそうな索引ですが…私の業務では現状利用するシーンがあまりなさそうでした。
まとめ
とりとめのない感想でしたが、PostgreSQLカンファレンスは本当に面白いため、PostgreSQLにご興味、関心ある方にはぜひおすすめです。
また、明後日12月26日はPostgreSQLアンカンファレンスがオンラインで開催されます。ぜひこちらもご興味があればご参加してみては如何でしょうか。
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