Google Cloud の請求代行の仕組みを解説してみた

Google Cloud

2024.6.5

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はじめに

当社では、Google Cloudの請求代行サービスを提供しております。
Google Cloud 請求代行サービス | C-Chorus

当社のGoogle Cloud請求代行サービスは、Google Cloudの利用料金を割引した上で円建ての請求書で支払えるようにするサービスです。
利用するには、Google Cloudと直接契約するのではなく当社と契約を結ぶ必要があります。

この際、請求は当社を通じて行われるため従来の請求方法が変更になります。
そこで今回は、Google Cloudの請求代行の仕組みについて解説を行います。

概要図

まず、Google Cloudの請求の全体像を把握するために、以下の概要図をご覧ください。
こちらの図では、お客様1、お客様2は各社で支払いを行っております。

次の章で用語や仕組みについてご説明します。

用語解説

請求先アカウント

請求先アカウントは、Google Cloud プロジェクトの使用料金を支払うアカウントです。
1つ以上のプロジェクトを紐づけることができます。

請求先サブアカウント

請求先サブアカウントは、請求代行会社のみが発行できる請求アカウントです。
各会社ごとに発行し、請求代行サービスを利用する際に使用されます。

お支払いプロファイル

お支払いプロファイルは、支払い情報(例:クレジットカード情報)を登録するためのものです。
請求先アカウントに関連付けられ、請求情報の管理に使用されます。

プロジェクト

プロジェクトは、Google Cloudリソースを管理するための基本単位です。
各プロジェクトは特定の請求先アカウントにリンクされ、使用料金が課金されます。
これは、AWSのアカウントに似た概念です。

請求代行の仕組み

ここから請求代行の仕組みについてご紹介します。
請求代行の仕組みはシンプルです。

プロジェクトに紐づく請求アカウントを変更することで、請求先が変更されます。

以下の概要図では、お客様が自社の請求アカウントに紐づけている請求プロファイルを通じて、Google Cloudから請求が届きます。

これを当社の請求代行に切り替えると、以下のように変更されます。

変更されるのはプロジェクトに紐づいている請求アカウントで、既存のリソースや環境に影響はありません。
これにより、当社経由でGoogle Cloudの支払いを行うことができるようになります。

注意点

確約利用割引を既にご利用中の場合は、割引が適用されない可能性があります。
また、Looker Studioや Google Maps Platformなど再販規定が他のGoogle Cloudのサービスと異なるサービスもございます。
これらの条件に当てはまるかもしれない方は、一度お問い合わせください。

さいごに

本記事では、Google Cloud の請求の仕組みについてご紹介しました。
今回、お伝えしたかったことは、
Google Cloudの請求を切り替えても、Google Cloud環境へ一切影響を与えないということです。

ご興味がございましたら、是非当社へお問い合わせください。
Google Cloud 請求代行サービス | C-Chorus

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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Shun

週8バスケしたいです。Google Cloud11冠、2024 AWS All Cert

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