【全冠エンジニアが語る】Cloud Digital Leader の試験概要からおすすめ勉強方法を解説!

Google Cloud

2024.9.24

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はじめに

簡単な自己紹介ですが、私は未経験エンジニアとしてクラウドの世界へ飛び込みました!
自己学習を進める中で、Google Cloud や AWS などの認定資格が効率良く学習を進めることができると考え、資格取得をスタートしました!
そこからわずか半年で、Google Cloud11冠、AWS12冠を達成しました!

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こういった経験を持つ私が、Cloud Digital Leader について解説をします!

Cloud Digital Leader 概要

本試験は、Cloud Digital Leader は認定資格一覧に表されているように基礎レベルの試験です。
非エンジニアの方で Google Cloud を学びたいという方におすすめの試験です。

試験概要

Cloud Digital Leader は、Google Cloud のコアプロダクトとサービスの機能と、それらが組織にもたらすメリットを明確に説明できます。また、一般的なビジネスユースケースと、クラウドソリューションが企業をどのようにサポートするかについても説明できます。この認定資格は、クラウド コンピューティングの基礎知識と、Google Cloud のプロダクトとサービスを活用して組織の目標を達成する方法を証明したい方を対象としています。
出典: Cloud Digital Leader

項目 詳細
所要時間 90分
登録料 99ドル
言語 ・英語
・日本語
・スペイン語
・ポルトガル語
・フランス語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から3年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

合格基準ですが、60~70点と言われています。

ただし、各問題に平均的に点数が割り振られているわけではないです。感覚的に正答率が高くても落ちる場合はありますし、結構わからない問題あったなと思っても受かっていることが結構あります。
もちろん選択問題なので、運も大きいです。

また試験に不合格の場合に限り、以下のようにどういった領域の知識が足りなかったかのレポートを見ることができます。
マスクしていますが、各項目の正答率が記載されています。

試験範囲

試験範囲は以下の6つの分野になります。

  • セクション 1: Google Cloud によるデジタル トランスフォーメーション(試験内容の約 17%)
  • セクション 2: Google Cloud によるデータ トランスフォーメーションの探求(試験内容の約 16%)
  • セクション 3: Google Cloud の AI を活用したイノベーション(試験内容の約 16%)
  • セクション 4: Google Cloud によるインフラストラクチャとアプリケーションのモダナイゼーション(試験内容の約 17%)
  • セクション 5: Google Cloud で実現する信頼とセキュリティ(試験内容の約 17%)
  • セクション 6: Google Cloud 運用でのスケーリング(試験内容の約 17%)

上記の試験範囲を見てわかるように、Cloud Digital Leader では Google Cloud 全般の知識を問われます。

試験範囲には、各セクションごとに細かな内容が公開されております。
本記事では、セクション1 の試験範囲を抜粋して内容を見てみます。

セクション 1: Google Cloud によるデジタル トランスフォーメーション

各試験範囲の内容を要約し、どのようなものが問われるかご紹介します。

1.1 クラウド テクノロジーがビジネスに変革を起こす理由

  • クラウドとオンプレミスの違い
  • クラウドを利用することの恩恵

1.2 クラウドの基本的なコンセプト

  • クラウドが持つ柔軟性、スケーラビリティ、信頼性などのコンセプト
  • オンプレミス環境とクラウド環境のコストの違い

1.3 クラウド コンピューティング モデルと責任共有

  • IaaS、PaaS、SaaS のメリットとトレードオフ
  • クラウドの責任共有モデル

参考: Cloud Digital Leader 認定試験ガイド

おすすめの勉強方法

以下の方法で学習を進めることがおすすめです。

  1. サンプル問題を解く
    • Cloud Digital Leader では、公式から30問のサンプル問題が提供されています。
    • 「習うより慣れよ」ということわざがあるように以下のサンプル問題を全て解いてみましょう。
    • 現在の自分と合格までの距離を知ることや問題の雰囲気を掴むことは非常に重要です。
  2. 試験ガイドを見る
  3. Google Cloud 公式ドキュメントを見る
    • Google Cloud のプロダクト名で検索をすると、公式ドキュメントが表示されます。Compute Engine の公式ドキュメントは以下のようなものです。
    • Compute Engine documentation
    • Cloud Digital Leader では、各サービスについて深くは問われません。サービス名を聞くと、数行の説明ができるくらいの理解度で問題ないです。
  4. Google Cloud のハンズオン
    • Google Cloud には無料利用枠が用意されており、無料で様々なリソースをたてることができます。実際に作ってみることで設定値の入力などを学ぶことができます。
  5. Udemy などの問題集を解く
    • ここからは問題集をひたすらやっていきます。
    • 実際に模擬試験を解くことにより、どういったことをGoogle Cloud が受験者に理解してほしいのかが見えてきます。
    • その視点を持ち、3~5を繰り返します。
    • 模擬試験で9割程度の点数が取れるようになれば、合格は固いです。

書籍を使いたいという方は以下がおすすめです!

図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

さいごに

Cloud Digital Leaderは、Google Cloud 認定資格の位置付けでは、基礎となっております。
ただ、基礎だから簡単というわけではなく、個人の経歴によって試験難易度はかなり左右されます。

数時間勉強で受かる方や3か月ほどの準備期間が必要な方など様々だと思います。
みんなが数時間で受かっている。という情報などを見ると、焦ってしまう気持ちもわかります。

しかし、大切なことは試験勉強を進めていく中で、Google Cloud がどのようなサービスなのかクラウドとはどのようなコンセプトなのかなど新たな学びを得ることだと思います。

試験を受ける目的を見失わないようにし、目的に沿った手段で勉強を進めていくことが大切です。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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Shun

Google Cloud11冠、2024 AWS All Cert、ビール検定1冠

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