【全冠エンジニアが語る】Google Cloud 認定資格一覧!

Google Cloud

2024.9.19

Topics

はじめに

簡単な自己紹介ですが、私は未経験エンジニアとしてクラウドの世界へ飛び込みました。
自己学習を進める中で、Google Cloud や AWS などの認定資格が効率良く学習を進めることができると考え、資格取得をスタートしました。
そこからわずか半年で、Google Cloud11冠、AWS12冠を達成しました。

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こういった経験を持つ私が、Google Cloud 認定資格の一覧について解説をします。
Google Cloud の資格取得をしたいな。思ったもののどのような試験があり、どういった特徴があるのかについて内容を解説いたします。

概要

Google Cloud 認定資格 は、Google Cloud テクノロジーを使って、設計/構築/運用などができるかどうかを評価するものです。2024年9月現在、11個の認定資格があります。

Google Cloud は非常に最新技術などのアップデートが早いため、試験は追加/終了や試験範囲の改訂などが頻繫に行われます。そのため、最新の認定資格は以下も確認してみてください。

Google Cloud 認定資格の概要

認定資格一覧

まずは試験全体の概要や対象者を見てみましょう。

基礎レベル

◆対象資格
・Cloud Digital Leader
◆説明
・プロダクト、ユースケースに関する幅広い範囲が出題
◆推奨される経験
・プロダクト、サービスについての基礎知識

アソシエイトレベル

◆対象資格
・Associate Cloud Engineer
◆説明
・サービスをデプロイし、運用するための基礎知識が出題
◆推奨される経験
・クラウドのデプロイと運用の経験

プロフェッショナルレベル

◆対象資格
・Professional Cloud Architect
・Professional Data Engineer
・Professional Cloud Developer
・Professional Cloud Security Engineer
・Professional Cloud DevOps Engineer
・Professional Cloud Network Engineer
・Professional Cloud Database Engineer
・Professional Machine Learning Engineer
・Professional Google Workspace Administrator
◆説明
・設計、実装、管理における高度な知識が出題
◆推奨される経験
・クラウド環境に関する豊富な経験
・要件に応じてサービスをデプロイした経験

参考: Google Cloud 認定資格

Cloud Digital Leader

本試験は、Cloud Digital Leader は認定資格一覧に表されているように基礎レベルの試験です。
非エンジニアの方で Google Cloud を学びたいという方におすすめの試験です。

試験概要

Cloud Digital Leader は、Google Cloud のコアプロダクトとサービスの機能と、それらが組織にもたらすメリットを明確に説明できます。また、一般的なビジネスユースケースと、クラウドソリューションが企業をどのようにサポートするかについても説明できます。この認定資格は、クラウド コンピューティングの基礎知識と、Google Cloud のプロダクトとサービスを活用して組織の目標を達成する方法を証明したい方を対象としています。
出典: Cloud Digital Leader

項目 詳細
所要時間 90分
登録料 99ドル
言語 ・英語
・日本語
・スペイン語
・ポルトガル語
・フランス語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から3年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Cloud Digital Leader Sample Questions

Associate Cloud Engineer

本試験は、クラウドエンジニア向けの基礎レベルの試験です。
クラウドエンジニアを目指す方は、本試験から目指すと良いと思います。

試験概要

Associate Cloud Engineer は、アプリケーション、サービス、インフラストラクチャをデプロイして保護し、複数のプロジェクトの運用を監視し、エンタープライズソリューションを維持して、目標のパフォーマンス指標を確実に満たすようにします。この人材は、パブリッククラウドとオンプレミスソリューションの使用経験を有しています。一般的なプラットフォームベースのタスクを実行して、Google Cloud 上の Google 管理サービスまたはセルフマネージドサービスを活用する 1 つ以上のデプロイ済みソリューションを維持および拡張できます。
引用: Associate Cloud Engineer

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 125ドル
言語 ・英語
・日本語
・スペイン語
・ポルトガル語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から3年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Associate Cloud Engineer Sample Questions

Professional Cloud Architect

本試験は、Google Cloud のサービス全般に関する設計/実装/運用について問われています。
クラウド経験がある方は、本試験を受験することがおすすめです。

試験概要

Professional Cloud Architect は、組織が Google Cloud テクノロジーを活用できるようにします。クラウドアーキテクチャと Google Cloud を徹底的に理解した上で、堅牢で安全、スケーラブル、高可用性、動的なソリューションを設計、開発、管理し、ビジネス目標を推進します。
引用: Professional Cloud Architect

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 200ドル
言語 ・英語
・日本語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から2年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Professional Cloud Architect Sample Questions

Professional Data Engineer

本試験は、Google Cloud のデータ収集/処理/分析について出題されます。
Google Cloud の特徴であるデータ分析について学びたいという方は、本試験を受験することがおすすめです。

試験概要

Professional Data Engineerは、データを収集、変換、公開することで、データを他のユーザーが利用でき、価値あるものにします。この個人は、ビジネス要件と規制要件を満たす製品とサービスを評価および選択します。プロフェッショナル データ エンジニアは、堅牢なデータ処理システムを作成および管理します。これには、データ処理ワークロードを設計、構築、展開、監視、保守、および保護する能力が含まれます。
引用: Professional Data Engineer

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 200ドル
言語 ・英語
・日本語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から2年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Professional Data Engineer Sample Questions

Professional Cloud Developer

本試験は、クラウドネイティブアプリケーションについて問われ、コンテナ、オーケストレーションツール、サーバーレスなどの項目が出題されます。
Google Cloud を利用してクラウドネイティブな環境を構築したい方は、本試験を受験することがおすすめです。

試験概要

Professional Cloud Developer は、Google が推奨するツールとベストプラクティスを使用して、スケーラブルで安全かつ可用性の高いアプリケーションを構築およびデプロイします。この個人は、クラウドネイティブアプリケーション、コンテナ化されたアプリケーション、API、開発者ツール、オーケストレーションツール、マネージドサービス、テスト戦略、サーバーレスプラットフォーム、次世代データベースの経験を有しています。また、この個人は、少なくとも 1 つの汎用プログラミング言語に精通しており、コードをインストルメント化して指標、ログ、トレースを生成します。
引用: Professional Cloud Developer

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 200ドル
言語 ・英語
・日本語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から2年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Professional Cloud Developer Sample Questions

Professional Cloud Security Engineer

本試験は、Google Cloud のセキュリティを理解しているかどうかが問われます。
Google Cloud を利用してクラウドネイティブなセキュリティ環境を構築したい方は、本試験を受験することがおすすめです。

試験概要

Professional Cloud Security Engineer は、組織が Google Cloud 上で安全なワークロードとインフラストラクチャを設計および実装できるようにします。セキュリティのベストプラクティスと業界の要件を理解した上で、このエンジニアは Google のセキュリティテクノロジーを使用して安全なソリューションを設計、開発、管理します。クラウドセキュリティエンジニアは、ID とアクセスの管理、組織のセキュリティ構造とポリシーの定義、Google Cloud テクノロジーを使用したデータ保護の提供、ネットワークセキュリティ防御の構成、環境の脅威の監視、セキュリティの自動化、AI セキュリティ、安全なソフトウェアサプライチェーン、規制管理の適用に精通しています。
引用: Professional Cloud Security Engineer

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 200ドル
言語 ・英語
・日本語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から2年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Professional Cloud Security Engineer Sample Questions

Professional Cloud DevOps Engineer

本試験は、Google Cloud の CI/CD パイプラインなどサービスを運用するための知識が問われます。
Google Cloud を利用してアプリケーションを運用中の方や今後運用を考えている方は、本試験を受験することがおすすめです。

試験概要

Professional Cloud DevOps Engineer は、Google が推奨する方法とツールを使用して、システム開発ライフサイクル全体にわたってプロセスを実装します。ソフトウェアとインフラストラクチャの配信パイプラインを構築してデプロイし、本番環境のシステムとサービスを最適化して維持し、サービスの信頼性と配信速度のバランスをとります。
引用: Professional Cloud DevOps Engineer

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 200ドル
言語 ・英語
・日本語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から2年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Professional Cloud DevOps Engineer Sample Questions

Professional Cloud Network Engineer

本試験は、Google Cloud のネットワーク全般の知識が問われます。
Google Cloud 特有のネットワーク構成を学びたい方は、本試験を受験することがおすすめです。

試験概要

Professional Cloud Network Engineer は、Google Cloud ネットワークインフラストラクチャの設計、実装、管理を担当します。これには、高可用性、スケーラビリティ、復元力、セキュリティのためのネットワークアーキテクチャの設計が含まれます。このエンジニアは、Virtual Private Cloud (VPC)、ルーティング、ネットワークセキュリティサービス、負荷分散、Cloud DNS の構成と管理に精通しています。さらに、Cloud Interconnect と Cloud VPN を介したハイブリッド接続の設定にも精通しています。彼らの専門知識は、Google Cloud Observability と Network Intelligence Center を使用したネットワーク運用の診断、監視、トラブルシューティングにまで及びます。
引用: Professional Cloud Network Engineer

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 200ドル
言語 ・英語
・日本語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から2年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Professional Cloud Network Engineer Sample Questions

Professional Cloud Database Engineer

本試験は、Google Cloud のデータベース全般の知識が問われます。
Google Cloud のFirestore、Spanner などデータベースを学びたい方は、本試験を受験することがおすすめです。

試験概要

Professional Cloud Database Engineer は、Google Cloud で 2 年間の経験があり、データベースと IT 全般で 5 年間の経験を持つデータベース プロフェッショナルです。Professional Cloud Database Engineer は、アプリケーションがデータの保存と取得に使用する Google Cloud データベースの設計、作成、管理、トラブルシューティングを行います。Professional Cloud Database Engineer は、ビジネス要件と技術要件をスケーラブルで費用対効果の高いデータベース ソリューションに変換する能力に長けている必要があります。
引用: Professional Cloud Database Engineer

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 200ドル
言語 英語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から2年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Professional Cloud Database Engineer Sample Questions

Professional Machine Learning Engineer

本試験は、Google Cloud の AI/ML 系サービスの知識が問われます。
機械学習全般の知識や Google Cloud の AI/ML 系サービスを知りたい方は、本試験をを受験することがおすすめです。

試験概要

Professional Machine Learning Engineer は、Google Cloud テクノロジーと実証済みのモデルや手法に関する知識を使用して、ML モデルを構築、評価、本番環境化、最適化します。ML エンジニアは、大規模で複雑なデータセットを処理し、繰り返して再利用可能なコードを作成します。ML エンジニアは、ML モデル開発プロセス全体を通じて責任ある AI と公平性を考慮し、他の職務と緊密に連携して、ML ベースのアプリケーションの長期的な成功を実現します。
引用: Professional Machine Learning Engineer

2024年10月1日に開始される Professional Machine Learning Engineer 試験は新しいバージョンへ変わります。Model Garden と Vertex AI Agent Builder を使用した生成 AI 関連に関する知識も追加されます。

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 200ドル
言語 英語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から2年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Professional Machine Learning Engineer Sample Questions

Professional Google Workspace Administrator

本試験は、Google Cloud の Google Workspace 全般の知識が問われます。Google Cloud の試験なのに、Google Workspace??となる方もいると思います。
Google Workspace と Google Cloud は非常に関連性が高く、Google Workspace 経由で Google Cloud の権限管理などを行うことができます。

Google Workspace 全般やGoogle Cloud のセキュリティをより詳しく知りたい方は、本試験を受験することがおすすめです。

試験概要

Professional Google Workspace Administrator は、ビジネス目標を、ユーザー、コンテンツ、統合に関連する具体的な Google Workspace の構成、ポリシー、セキュリティ対策に変換します。組織のインフラストラクチャを理解している Google Workspace 管理者は、人々が安全かつ効率的に共同作業、通信、データにアクセスできるようにします。エンジニアリングとソリューションの考え方に基づいて業務を行う Google Workspace 管理者は、ツール、プログラミング言語、API を使用してワークフローを自動化し、エンドユーザーを教育し、運用効率を高めながら、Google Workspace とそのツールセットを推進します。
引用: Professional Google Workspace Administrator

項目 詳細
所要時間 120分
登録料 200ドル
言語 ・英語
・日本語
試験形式 50~60問の多肢選択式および複数選択問題
更新 ・認定日から2年間有効
・再認定は試験を再受験することで取得可能
・再認定は認定有効期限の60日前から開始可能

サンプル問題

サンプル問題は以下から解くことができます。
Professional Google Workspace Administrator Sample Questions

おすすめ勉強方法

おすすめの勉強方法は以下です。

  1. 公式問題集を解く
    • まずはどんな試験なのかを肌で感じましょう。試験ガイドを見るより試験の実体を見ることができます。
  2. 試験ガイドを見る
    • 次にどういったサービスが対象なのかや何が問われていくのかを確認します。
  3. Google Cloud 公式YouTubeを見る
    • Google Cloud Japan からGoogle Cloud のプロダクトの説明動画が公開されています。聞いたことがないサービスなどはここからイメージを掴みましょう。
  4. Google Cloud のハンズオン
    • ここから実際にサービスを触っていきます。Google Cloud には無料利用枠が用意されており、無料で様々なリソースをたてることができます。実際に作ってみることで設定値の入力などを学ぶことができます。
  5. Udemy などの問題集を解く
    • ここからは問題集をひたすらやっていきます。
    • イメージができないサービスがあれば、3,4を繰り返します。

最短で試験に受かりたいという方は、5だけでも受かることはできると思います。
ただそのやり方では、 Google Cloud を実際に理解することは難しいです。
しっかりと目的を見極め、それにあった手段を選択していきましょう。

さいごに

再掲ですが、私が Google Cloud/AWS の試験を受験した際の受験記録を以下ブログとして紹介しておりますので、ご興味ある方はご覧ください。

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本ブログが皆様の Google Cloud 認定資格の一助となれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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Shun

週8バスケしたいです。Google Cloud11冠、2024 AWS All Cert

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