【AWS Summit Japan 2024】AWS で変える報道のかたち – TBSテレビが取り組む報道支援システムが JNN 28 局のニュース制作を変える(CUS-45)
はじめに
こんにちは、Shunです!
本記事はAWS Summit Japan 2024のセッション「AWS で変える報道のかたち – TBSテレビが取り組む報道支援システムが JNN 28 局のニュース制作を変える」のレポート記事です。
セッション概要
AWS で変える報道のかたち – TBSテレビが取り組む報道支援システムが JNN 28 局のニュース制作を変える(CUS-45)
スピーカー
株式会社TBSテレビ メディアテクノロジー局 メディアソリューション部
河村 浩司 氏
概要
TBSテレビは、JNN 系列 28 局向けに日本初のクラウドベース報道支援システム「 JNN ニュースクラウド」 を 2022 年に導入しました。このシステムは、報道業務に必要な様々な機能やデータの一元化、クラウド利用により 24 時間 365 日の安定稼働を実現することで、JNN 系列の連携強化に貢献しました。このセッションでは、JNN ニュースクラウドの導入後の運用状況や今後目指す将来像について紹介いたします。
出典: 業界別ガイド
少し前にも、Yahoo!ニュースに取り上げられていますね。
TBSテレビ、放送支援システム「JNNニュースクラウド」を構築
報道支援システムとは
報道関連の制作を支援するための基幹システムです。
以下のような機能が存在します。
- 取材計画
- 映像素材
- ニュース項目
- 原稿
- キューシート
開発の背景(2019年当時の状況)
- 情報連携は手動対応(主にFAX)が中心
- 報道支援システムは各局でそれぞれ構築
- テレビ離れに伴い、他メディアへの対応が急務
- TBS内の情報連携強化の必要性
システム概要
- 取材の管理
- 取材場所
- 取材日時など
- Google ドキュメントとの連携
- 複数人でドキュメントの共有が可能
- 社外からは二要素認証で実現
- 社内は閉域網接続
AWS公式からも導入事例として、紹介されていました。
導入後の効果
- 24/365の安定した運用
- ニュースクラウドによる情報の一元管理
- セキュアな社外アクセス
- 系列局との項目表、原稿などのやりとりがスムーズになった
今後について
- AWSとオンプレミスとの連携機能の強化
- ファイルベースシステム(映像管理)との連携
感想
内容としては、「報道支援システム」の概要や機能の説明、今後の展望などがメインでした。
普段なんとなく見ているテレビでも、それを制作するための基幹システムにAWSが導入されていると想像すると身近に感じることができました。
また、AWSなどのインフラは「やりたいこと」や「解決すべき課題」があって、その手段として使用するものだと改めて認識することができました。
AWSをどのような構成にするか。よりも「やりたいこと」や「解決すべき課題」をどうやって解決するのかを意識して、今後業務に取り組もうと思います。
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