2024 Japan AWS Top Engineers(Database) に選ばれました

AWS

2024.9.24

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はじめに

今年度 Japan AWS Top Engineers(Database) に選んでいただきました!
新卒入社で NHN テコラスに入社してから今年で 4 年目になりついに達成できた目標です。

同じく選出されたフクナガさんのブログもありますのでご覧ください。
2024 Japan AWS Top Engineers に選ばれました! | NHN テコラス Tech Blog | AWS、機械学習、IoT などの技術ブログ

フクナガさんは、「事業企画室」に所属しておりますが、私は「エンジニアリング本部」というエンジニアの組織に所属しています。
そのため、この記事ではより「技術」という点にフォーカスした内容をお伝えできれば思います。

ちなみに、去年は 2023 Japan AWS Jr. Champions に選ばれております。
コミュニティへの貢献は十分ではありませんでしたが、学びがある経験をさせてもらった一年でした。

2023 Jr.Championsのロゴ

2023 Japan AWS Jr. Champions の発表 | AWS JAPAN APN ブログ

Japan AWS Top Engineers とは

AWS エンジニアを対象にした日本独自の表彰プログラムです。

「Japan AWS Top Engineer Partner Program」とは、AWS Partner Network (APN) に参加している会社に所属している AWS エンジニアを対象にした日本独自の表彰プログラムです。
特定の AWS 認定資格を持ち、AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動を行っている方を Japan AWS Top Engineers として、AWS Japan が審査し選出しています。
2024 Japan AWS Top Engineers 申し込みサイトのお知らせ | AWS JAPAN APN ブログ

その中でも表彰のカテゴリーが以下の通り分かれています。

  • Japan AWS Top Engineers (Services)
    • 2019 年より実施している Japan AWS Top Engineers を継続したカテゴリーです。AWS に関する活動を総合的に判断して、エンジニアの方を表彰します。
  • Japan AWS Top Engineers (Software)
    • 自社プロダクトの開発にて活躍されているエンジニアが対象です。自社のソフトウェアやソリューションに対して高度な AWS 技術を用いて活躍頂いているエンジニアの方を表彰します。
  • Japan AWS Top Engineers (Networking / Analytics / Machine Learning / Security / Database / SAP on AWS)
    • 専門領域で高度な技術を持って活躍されているエンジニアの方を表彰するカテゴリーです。専門領域のカテゴリーは、AWS 認定 Specialty 資格の 6 つの分野が対象となります。

今回、私が応募して選出されたのは「Japan AWS Top Engineers (Database)」です。

2024 Japan AWS Top Engineers の発表 | AWS JAPAN APN ブログ

おまけに 2024 Japan AWS All Certifications Engineers

AWS Top Engineers と合わせて、Japan AWS All Certifications Engineers にも選ばれました。
2021 年の専門学生のときに、CLF を取得してから 約 3 年ぐらいかかって全冠になりました。

awsallcert2024のロゴ

2024 Japan AWS All Certifications Engineers の発表 | AWS JAPAN APN ブログ

2023 年度の個人活動記録

2023 年度に行ったことを簡単に以下 3 つに絞ってまとめてみました。

技術リードとしてデータベースコミュニティの設立

社内のコミュニケーションツールの Slack でデータベースの情報発信をするチャンネルを作りました。
このチャンネルでは、「データベース関連の日々の学びをシェア~情報共有~」というテーマでデータベースに関する発信を続けています。

基本的には、個人的にデータベースで気になった情報をただシェアしているチャンネルです。
たまに、データベースで困ったら相談が来るのでそれに対して答えたりすることもあります。

はじめは、データベースのことを共有する場があったら嬉しいという個人的な欲求のために作りました。
今では、17 名の方が参加して各々の情報を共有しています。

このチャンネルをきっかけとして、相互に情報交換や困りごとの相談できるデータベースコミュニティを作りたいなと思っています。

また、AWS お知らせの中にデータベース関連で影響がありそうなものは、調査した内容や対応方法をまとめて社内報で連携したりもしています。

データベーススペシャリストとして案件をリード

データベースに精通したエンジニアとして案件で、主に以下の 3 つの対応を実施しました。

  • RDS for MySQL EOL の対応
  • RDS Performance Insights を使った負荷分析提案
  • Aurora Serverless の導入

詳細な部分は記載しないですが、基本的に自ら顧客に対して課題定義し、改善までのプロセスをご支援しました。

その中でも、「Performance Insights」はサービスの機能としてもとても便利で好きなので、個人的にはずっと発信活動を続けてます。
ときには、1 日に 1 時間ぐらい Performance Insights のダッシュボード画面を眺めては、何が悪いかもっと良くなる方法はないかを考えてました。

また、Aurora Serverless は以前より注目をしていたのですが、なかなかユースケースに合致する環境がなくうまく活用しきれないこともありました。
しかし、試行錯誤の結果、複数の案件で導入することができ、スケール面や運用負担の軽減という点でとても助かってます。

さらに、その中で培った経験やナレッジは社内のコミュニティで発信をしました。

セミナー・Tech Blog を通じた外部発信

社外に向けた発信として自社セミナーや Tech Blog でも情報発信を行いました。

個人的に思い出があるものを一部ご紹介します。

自社セミナーは以下のセミナーです。

AWS 運用の勘所!データベース運用の課題を解決する Performance Insights – NHN テコラス

非常に気に入っている Performance Insights について熱く語ったセミナーでした。
ただ少し驚いたのが、セミナー当日にコンソールがアップデートで大幅に変わったので、準備していた資料の画像と差異が出たことです。
コンソールの切り替えで旧バージョンに戻せるので問題はなかったですがびっくりした記憶があります。

Tech Blog は以下の記事です。
Amazon RDS for MySQL 5.7 の 2024 年 2 月 29 日 の標準サポート終了に向けて | NHN テコラス Tech Blog | AWS、機械学習、IoT などの技術ブログ

影響のある方々も多かったので、かなりの方に見ていただいた記事かなと思います。

より詳細な内容は以下からご覧ください。
Cold-Airflow | NHN テコラス Tech Blog | AWS、機械学習、IoT などの技術ブログ
セミナー一覧 – NHN テコラス

今後の目標と感想

最後に、今後どうするのかの目標と、Top Engineer になってみた感想についても少し記載します。

今後の目標

まず、自分が目指す先は、「顧客に対して技術を用いて価値を提供できるエンジニア」です。
なので、身につけた技術や蓄えた知識をどう顧客に対して価値を提供できるかを日々考えてます。

そういった軸で目標を掲げてます。

大きくまとめると以下の 2 つを主軸として頑張ろうかなと思ってます。

  • 社内データベースコミュニティの活性化
  • 「Purpose-built Database」の考え方を社内外に広げる

社内データベースコミュニティの活性化

自分は、データベース分野が好きなのですが、他分野に比べて好きな人や得意な人が少ないなと思ってます。
専門学校でデータベースを知ってから 7 年ぐらい経ちますが、システム的にみてデータベースの重要度は高いかつ、かなり難易度が高い領域だと日々感じています。
そのため、一人一人が知識を保有するのではなく、困ったときに相談できる人や場所が整っていて、必要に応じてデータベースのスペシャリストがサポートできる場としてコミュニティがあればいいなと思ってます。

やりたいこととしては、勉強会や日々のデータベースのナレッジを展開などができればいいなと考えています。
ちなみに、「インフラエンジニアが抑えておく MySQL 入門」や「データベース知らない人に向けた用語まとめ」といった勉強会を企画中です。

コミュニティ活動を通じて、データベースに興味を持ってくれる人を増やすことが目的です。

「Purpose-built Database」の考え方で価値提供

「Purpose-built Database」の考え方でより最適なデータベースを提案したり、様々なデータベースの構築・運用に携わりたいと思ってます。

Purpose-built Database
AWS では多様なデータベースの選択肢
ワークロードに応じて最適な選択が可能

一言でいうと、「AWS ではいろんなデータベースがあるので適材適所の選択をしましょう」ということです。

「Purpose-built Database」をより詳細に、知りたい方は以下をご覧ください。
20220623_19th_ISV_DiveDeepSeminar_PurposeBuiltDB.pdf

今は、主に RDS や Aurora,DynamoDB を扱ってますが、他にも色々なサービスを触ってみたいなと思ってます。
2023 年度は、Aurora Serverless や Performance Insights など、まだ最新の技術を取りいれることはできましたが、AWS にはまだまだ使いこなせていない技術がたくさんあります。

エンジニアとして、最新の技術やサービスには惹かれるものがあるので、それをより具体的に展開できる形にしてより多くの人にその魅力を伝えたいと思っています。

感想

Top Engineer を目指そうと思ったのは新卒 1 年目のときの Mgr や先輩社員を超えたいと思ったからです。
4 年目にしてやっと同じステージには立てたかなという印象です。

ここまで成長できたのも、のびのびとやりたいことをやらしてくれている会社のおかげでもあります。
これからもより高みを目指して頑張ります。

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Cold-Airflow

2021年新卒入社。インフラエンジニアです。RDBが三度の飯より好きです。 主にデータベースやAWSのサーバレスについて書く予定です。あと寒いのは苦手です。

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