[AWS re:Invent 2024]海外未経験のビビりな女性エンジニアがAWS re:Invent に現地参加して感じたこと
はじめに
こんにちは、mihoです。
現地時間12/2~12/6に開催されたAWS re:Invent 2024に現地参加させていただきました!
私にとって今回の参加を一言で表すならば、「はじめて」でした。
この記事では、かなり主観的にはなりますが、私の「はじめて」視点で本参加を振り返っていきたいと思います。
はじめてポイント1:初海外
かなり個人的な話になりますが、
私はかなりビビりな性格で、怖いことはなるべく避けたいという思いから「一生日本から出ないつもり」でした。
そんな私が今回のお話をいただいて、正直なところまず最初に感じたのは「不安」でした。
行くことを決めた以上、不安でいてもしょうがないなと開き直って、なぜ不安なのかを考えてみました。
結論、「知らないから」でした。
人間は知らないことを怖がり、未経験なことには怖気づいてしまうものだと気づきました。
知らないなら調べて準備すればいいし、自分で何とかできないことは周りに助けてもらおうと思いました。
私が不安に思っていたことと対策したことを一部ご紹介します。
入国審査で別室送りになったらどうしよう…
難しくても、自分の言葉で伝える、話そうとすることが大切だと聞いたので、入国審査でよく聞かれることを調べて何を答えるか事前にイメージトレーニングをしていました。
私が入国審査の際に実際に聞かれたのは以下のことでした。
- 入国の目的
- 滞在期間
- 滞在先のホテル
- 職業
- 所属会社名
一緒に行ったメンバーに聞いたところ、聞かれたことにもばらつきがあったので、審査官の方によるようですが、準備してよかったなと思いました。
治安って大丈夫なのかな…
会場が集まるラスベガスはストリップ通りを中心に「眠らない街」と言われ、他の地域に比べれば比較的治安は良い方と言われています。
ですが私はかなりビビりなので、以下のことに気をつけていました。
- 会場とホテルの往復にはイベントが提供する交通機関(バスやモノレール)を使用する
- ストリップ通りから外れない
- 一人で外を歩かない
この辺りは一緒に行動してくれたメンバーのおかげで実際怖い思いをすることなく、過ごすことができました。大感謝です。
英語話せないよ…
言語学習アプリなどで英語の復習をしてから臨みましたが、ここについては コミュニケーションのための準備 が足りていなかったなと思っています。
特にアメリカに入国してまもなくは、頭が英語脳に切り替わらずに、会話に苦労しました。
しばらく過ごしていると、英語で自然にあいさつができるようになったり、リアクションが取れるようになったり、だんだん聞き取れる言葉が増えたり、会話が成立するようになったり、、、
「習うより慣れろ」ということわざのとおりだなと思いました。
長くなりましたがこのような不安と少しの期待を胸に、初めての海外に向かいました。
今回は羽田空港を出発し、サンフランシスコで乗り換えてラスベガスに向かったのですが、サンフランシスコに到着し、空港で窓の外をみて驚きました。
空が…広い…
「ここは海外なのだ」と実感した瞬間でした。
はじめてポイント2:ラスベガス
ラスベガスに到着後、滞在先のMGMグランドホテルからメイン会場であるベネチアンホテルまで歩いて散策しました。
ここでもまず驚いたのは建物が大きいのに空が広いことでした。
派手な建造物や巨大な建物、大迫力のベラージオの噴水ショーなど、テレビでしか見たことがない景色が目の前に広がっていてなんだか現実感がありませんでした。
はじめてポイント3:広すぎる会場
AWS re:Inventはラスベガスの複数のホテルを会場としており、各会場でセッションやワークショップ・イベントが実施されます。
事前に「会場は広い」「隣接している会場間を除いて会場間はモノレールやバスで移動する」と聞いていましたが、正直ピンときていませんでした。
実際に歩いてみて広いどころの話ではない… と思いました。
それもそのはず、帰国後調べたところ会場エリアの両端にあるMandalay BayホテルとEncoreホテル間は直線距離で4km以上あるようです。東京駅から田町駅くらいまでの距離でした。この規模感、なかなかのものです。
ホテルの中もかなり広いためセッションの会場にたどり着くのも一苦労です。
でも大丈夫!「Ask me」と書かれたTシャツを着たスタッフの方がいたるところに待機してくださっており、気軽に尋ねることができます。ホテルの中で何度か迷子になりかけたので非常に助かりました。
はじめてポイント4:アツいEXPO会場
EXPOはいわゆる企業展示会です。
AWSのパートナー企業がブランドやサービスをアピールするべく展示を行ったり小規模なセッションなども行われていました。
各社ブースがかなり作りこまれていたり、各企業が配っているオリジナルグッズも各社多様で見ていて飽きませんでした。
驚いたのは、セキュリティ製品を扱う企業のブースが多かったことと、かなり目立っていたことです。
セキュリティ業界への注目度の高さを感じました。
私はこの空間にいたときのことがとても思い出に残っています。
苦手な英語を絞り出して頑張って質問したことが伝わってコミュニケーションが取れたときはうれしかったです。
仕事柄、セキュリティ製品やそれを扱う企業はわりと知っているつもりでしたが、魅力的な視点をもった製品がたくさんあることを知れて、セキュリティの世界のアツさにワクワクしました!
はじめてポイント5:熱心なセッション
今回私はセキュリティ関係のセッションを、Breakout SessionとChalk Talkを中心に選んで参加しました。
それぞれの特徴と感じたことを振り返っていきます。
Breakout Session
中~大規模の人数で行われるセッションです。
会場の部屋には資料が投影されるスクリーンのほか、講師の方が話した内容がほぼリアルタイムで表示されるモニターもありました。
Breakout Sessionの時間は通常60分で、トピックに関する講義が中心です。セッション終了後に質問をする受講者の方もいました。
また、パートナー企業提供のセッションでは、パートナー企業製品の機能や特徴、デモなどを扱うセッションもありました。私も一つ聴講したのですが、広い会場内で同時に複数のセッションが開催されていたためかサイレントセッションという形式で、講師の方が話した内容がヘッドホンを通じて受講者に届けられるというもので驚きました。
私は英語力に自信がなかったので、セッションの理解のために文字起こしツールを使用していましたが、ここでは使えず、十分に内容が理解できなかったので悔しかったです。
Chalk Talk
小~中規模の人数で行われる対話型のセッションです。
会場の部屋にはホワイトボードもあり、必要に応じて講師の方が図を書いたりしながら説明してくださります。
講師の方が最初10~20分程度講義をしたあとは受講者からの質問に対して講師の方が答えるスタイルです。
講義というよりラフな英語の会話が頭上を飛び交うのでなかなか聞き取りが難しい・・・。
そんな中でも感じたのは、 受講者の熱心さでした。世界中からエンジニアが集まる会場で、熱心に質問を何度もしてナレッジを持ち帰ろうとしている姿が印象的でした。
他社のセキュリティに熱心に取り組んでいる人に会う機会がこれまでにあまりなかったため、かなり衝撃的でモチベーションが上がりました。
今回はワークショップ系のセッションには参加できませんでしたが、プログラムを見た限りではかなり魅力的かつ実践的な内容を取り扱っていました。
もし次の機会があれば参加してみたいと思いました。
おわりに
今回の参加のお話をいただいた時には正直自信がなく、不安に感じることもありました。
現地で様々なトラブルもありましたが、無事に日本に戻ってきた今思うのは
今回の参加が人生において大きな経験になった!
世界が広いことを知れた(物理的なことだけではなく業界的な意味でも)
未知の体験を乗り越えて人として少し成長できた
ということです。
もし参加する機会をもらったけど、不安だな…と思う方はぜひ勇気を出してもらいたいなと思います。
きっといい経験になると思います。
この記事が似たような立場の方が来年以降参加されるときの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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Follow @twitter2018年新卒入社のセキュリティエンジニアです。野菜を美味しく食べることと音楽が好きです。
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