【セッションレポート】Advanced VPC Networking -知っておきたい AWS ネットワークの最新動向 : VPC 関連サービスのアップデートを総整理- #AWS Summit Japan 2026

はじめに
こんにちは、ogure です!
本記事は、AWS Summit Japan 2026 のセッション「 Advanced VPC Networking -知っておきたい AWS ネットワークの最新動向 : VPC 関連サービスのアップデートを総整理-」のレポート記事です。
セッション概要
Advanced VPC Networking -知っておきたい AWS ネットワークの最新動向 : VPC 関連サービスのアップデートを総整理-( CDN320 )
- ブレイクアウトセッション
- レベル:300 – 上級
- テーマ:ネットワークとインフラセキュリティ
スピーカー
- アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 ソリューションアーキテクト 長谷川 工祐
概要
本セッションでは、AWS re:Invent 2025で紹介された最新の Amazon VPC および関連ネットワークサービスのアップデートを俯瞰し、実際の設計でどのように組み合わせて活用できるかを解説します。
アジェンダ
本セッションでは Amazon VPC、アプリケーションネットワーキング、グローバル&ハイブリッド接続の3テーマでアップデートが紹介されました。本記事ではセッションで紹介されている内容から3つピックアップしてレポートします。
ピックアップ①:NAT Gateway(リージョン NAT Gateway)
以前は AZ ごとに NAT Gateway を配置する必要があり、マルチ AZ 構成では AZ の数だけ NAT Gateway が必要でした。AZ 障害時にルーティングを切り替える設計も考慮が必要でした。

出典:Advanced VPC Networking -知っておきたい AWS ネットワークの最新動向 : VPC 関連サービスのアップデートを総整理-
今回のアップデートにより、リージョンに1つの NAT Gateway で複数 AZ のトラフィックを処理できるようになりました。
また、パブリックサブネットを必要としない点も魅力的です。
構成がシンプルになるだけでなく、NAT Gateway の数が減る分コスト削減にも直結します。運用負荷も下がるので、今後の設計で積極的に採用したいアップデートです。
ピックアップ②:AWS Transit Gateway(Network Firewall アタッチメント対応)
以前は VPC 間通信のフィルタリングをしたい場合、Network Firewall 用の検査 VPC を別途作成し、Transit Gateway のルートテーブルでトラフィックを迂回させる構成が必要でした。

出典:Advanced VPC Networking -知っておきたい AWS ネットワークの最新動向 : VPC 関連サービスのアップデートを総整理-
今回、Transit Gateway が Network Firewall アタッチメントを直接利用できるようになり、検査 VPC を用意せずに VPC 間通信のフィルタリングが可能になりました。
ネットワーク構成の複雑さが減り、運用負荷も下がります。マルチ VPC 環境で通信制御が求められるケースでは、設計の選択肢として大きいと感じました。
ピックアップ③:AWS PrivateLink(クロスリージョン対応)
以前はインターフェイスエンドポイント経由でのアクセスは同一リージョン内に限定されていました。S3 などへ別リージョンからアクセスしたい場合、VPC ピアリングや Transit Gateway 経由、またはインターネット経由の経路を作る必要がありました。

出典:Advanced VPC Networking -知っておきたい AWS ネットワークの最新動向 : VPC 関連サービスのアップデートを総整理-
今回のアップデートで、インターフェイスエンドポイントからクロスリージョンでのアクセスが可能になりました。
マルチリージョン構成で DR やデータ連携を行う場合に、プライベート接続のまま実現できるのは、運用負荷が下がるポイントだと思います。
感想
今回は3つに絞って紹介しましたが、どれも運用負荷の軽減に寄与するアップデートだと感じました。
特にリージョン NAT Gateway はインターネット接続のあるほぼすべての VPC 設計に影響するので、積極的に提案していきたいです。
LinuC-1 OSSDBSilver AWS12種(SAP、DOP、MLS等) 医療情報技師持ちの元診療放射線技師なエンジニア バリバリ吸収中
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