エンジニアやりながら英会話を3か月本気で勉強してみた

Column

2024.4.5

Topics

はじめに

こんにちは、フクナガです。
これまで色々技術に関する発信をしてきましたが、今回はこの3か月間頑張ってきたとあることについてお話したいと思います。
それは、「英会話」です。

きっかけは、こちらです。

AWS re:Invent 2023でEXPO出展企業ブースを50社回った話

もともとお勉強として英語はそれなりに得意だったので、「ある程度しゃべれる!」という自信をもって現地参戦しました。
当時の私の英語スペックはこちらです。

センター英語:ほぼ満点
TOEIC :845(最高スコア)

結構すごくないですか?理系にしては!
ところが、現地での私はこういう状態になってしまいました。。。

  • 話しかけられた内容を理解し、一言目を発するまでとてつもなく長い沈黙
    質問を理解し、答えを日本語で考えて、英語に変換、その後に話していたので「ラグあるのかな?」くらい静止していたと思います。笑

  • 自分の会社の概要すら説明できない
    生成AIなども活用してスクリプトは作っていっていたのですが、いざ本番になると言葉が出ないものです。
    現地の方も顧客が何をやっている人なのか理解したうえで説明したいはずなので、困らせてしまった記憶があります。(それでも優しくしてくれた現地の方、ありがとうございました!!)

  • カフェでコーヒーを注文できない
    Coffee please.
    が発音が悪くて伝わらないんですねぇ、これが。個人的にはこれが一番衝撃だったかもしれません。
    これまでは、日本人の英語に慣れた方と英語で話す機会が多かったので、だいぶこちらに寄り添ってくれていたのでしょう。現地で私の発音は通用しないことが分かりました。

皆さんをビビらせたいわけではないのでちゃんと言っておくと、それでもre:Inventはとても楽しい思い出です。
しかし、「もっと楽しめたよな。」という悔しさがあったので思い切って英会話を始めることにしました!

具体的に何をしたか

英会話コーチングのサービスを利用しました。2024年の1月からスタートし、全12週間のプログラムです。基本的に3時間/日の勉強を求められるのでかなりハードなプログラムだと思います。

英会話コーチングとは

マンツーマンでコンサルタントがつき、受講者の学習の方針策定や学習記録に基づいた改善提案を実施するサービスです。
基本的には「自習」中心のサービスですが、効率の良い学習方法を提案いただくことにより、受講者は「教材選定」ではなく「学習」に集中することが可能です。
参考:英語コーチングについて徹底解説!英語コーチングの魅力とは?

もちろんサービスによって差異はありますが、参考までにどういったことをしてもらえるのかご紹介します。

(1) 単語や文法知識の週次確認テスト

学校とかでもありましたよね「単語テスト」。あれを週次でやります。
明確に目指すものがあって、範囲が示されていると学習の効率ややる気が高められるので非常に良かったです。

(2) 学習アプリの提供

単語やリスニング、長文読解などの問題集が提供されるアプリ、学習時間と予定を記録するアプリが提供されました。
それらを活用したプログラムを提案していただけるので、教材選定ではなく学習に集中することができます。

(3) 自身の学習の振り返り

1on1形式で、「今週はどのくらい頑張れましたか」という内容を話します。自身で口にすることで課題や良かったことに気づき、先々の予定を立てるのに役立ちます。

プログラムを通してどういった内容を学ぶのか、どういう意図で実施するのかは初回の面談(入会前)で色々教えてくれるので、迷っている方はまず相談に行ってみるのが良いと思います!
私もこの初回面談で「なんて理にかなった方法なんだ!」と思わされ、入会した人の1人です。

平日のスケジュール

皆さんが一番興味があるのは「仕事しながらどうやってやったの?」だと思うので、平日のみご紹介します。

6時50分 起床
7時00分~8時30分 勉強
8時30分~9時00分 出発準備/出発
9時15分~10時00分 電車内で単語
10時30分~19時00分 仕事
20時00分~20時30分 電車内で単語
21時00分~22時00分 食事や休憩
22時00分~23時00分 勉強
23時~ 自由

日や時期によっては色々変動がありましたが、これを理想として動いていました。
途中仕事の都合もあり、平日は2.5時間でその差分を土日で吸収するスタイルに変えたりと、色々柔軟にコンサルタントの方が相談に乗ってくれました。

大変だったこと

働きながら英会話学習を続けるうえで、大変なことはこういうことでした。

1. オフがないこと

「毎日」何かをやることがここまで大変だとは。。。全国の受験生すげぇ。。。
息抜きは適宜入れていましたが、これまでの社会人生活でこのような生活をしたことがなかったのでつらいポイントではありました。
ただ、3か月目に突入したくらいから余裕が出だしたので、慣れは大事だなと思いました。

2. とにかく眠い

フレックスタイム、リモートワークにより、遅寝遅起きな生活をしていたので、とにかく朝起きるのがつらかったです。
そのため、朝型人間の方は問題なくクリアできるポイントかなと思います。本当に朝活大事。

ただ、3か月という短い期限付きだったので、やり切れたかなと思います!あとは、コンサルタントの方の支えもすごく大きかったです。

やってよかったこと

1. 結果が数値で出たこと

VERSANTというテストを受講前と受講後に受けたのですが、スコアが9pt上がりました。
初回:42 pt(A2+)
最新:51 pt(B1)
今回初受験だったので、最初のスコアが悪く出すぎている可能性はありますが、それでもかなりの成長ができたのではないかなと思います。

VERSANTで10点スコアアップするためには、およそ1000時間(月に80時間を1年間)の学習が必要だとというデータが示されています。
出典:VERSANTのスコアの上げ方とスコアアップ時間を解説

3か月で一般的な成長でいうところの1年分スコアを伸ばせたので、ここは非常にうれしいポイントでした!

2. 自分が「継続をできる人だ」と自信を持つことができたこと

辛ければ辛いほど、達成したときに自信がつくものだなと思います。個人的には、社会人になってからトップ3に入るくらい大変な時期を過ごしたので、達成感はすごいです。
「これを乗り越えたらこれ以上辛いことないな」的なマインドになれているので、やってよかったなと思います!

3. シンプルに楽しい

辛い辛い、と書いてきましたが、実は勉強内容自体は楽しいものが多いです。
また、段々とできるようになっていくので、成長を感じられてとても楽しいです!

これから

かなりの成長を遂げられましたが、個人の体感として「まだまだ発展途上だな」と感じます。
そのため、結論としては「ちょっと休憩して2か月後に再開する」ことにしました。基本的な学習習慣は絶やさず、たまにオフの日を作る形で勉強を続け、再開に備えようと思います。
今年中に英語ペラペラエンジニアを目指して頑張っていきますので、また進展がありましたら記事を書きたいと思います!

まとめ

今回はいつもと趣旨を変えて、自身の経験に基づいたコラム記事を書いてみました!
会社員をやりながら新しい学習を始めるのはすごく勇気がいるし、大変なことだと思います。また、英語のような言語学習は最短ルートはあれど、楽してマスターする方法はなく、とにかく時間をかける必要があります。
私も引き続き努力していこうと思います。これを読んで「なにかを始めよう」と決心した方、一緒に頑張りましょうね!!

フクナガ

インフラエンジニア歴5年のフクナガです。AWS(特にBedrockとCodePipeline)が得意分野。休日はベースを弾いてます。技術力と発信力を高め、Top Engineerを目指しています。

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