テックブログの記事を書いていてよかったこと
こんにちは。データサイエンスチームのtmtkです。
この記事では、テックブログの記事を書いていてよかったことについて書きます。
はじめに
2年前の春に新卒社員として入社してから、約2年間で約20件ほどの記事をこのブログに書いてきました。記事を書いていてよかったことについてまとめます。
よかったこと
自分の頭の整理になる
私の書いている記事は自分の勉強したことをまとめたものであることが多いです。人に教えることが自分の勉強のためになるというのは一般によく言われていることですが、直接人に教えずとも、ブログに書くだけでも勉強の助けになると思います。
たとえば、スペクトラルクラスタリングやサンプルサイズの決め方は、本を読んでいるだけではなかなか理解することが難しいです。しかし、ブログの記事として解説するにあたって、自分の言葉で概念を説明しなおしたり数値例や計算例を用意したりすることで、自分の理解が進みました。
ブログ記事は自分のための備忘録という側面もあります。同僚から「P2インスタンスとG3インスタンスのどちらを使うべきか?」と聞かれたときにAmazon EC2のP2, P3, G3インスタンスを比較した自分の記事を示して回答したことがありました。また、つい最近も離散フーリエ変換についてど忘れしたとき、離散フーリエ変換についてまとめた自分の記事を見直すことで対処できたことがありました。
情報を発信すると情報が集まってくる
Kerasによるディープラーニングの入門記事を書いたときは、別部署の社員からディープラーニングの相談を受けました。いわく、自分の部署でディープラーニングを使った業務効率化を検討しているが、相談できる人がいなくて困っていたところ、ブログの記事を通じて社内に専門家がいることを発見したとのことでした。
このように、情報を発信することによって、逆に自分の元に相談や情報が集まってくるのは大きなメリットではないでしょうか。
世間で注目されていることがわかる
自分の書いた記事の閲覧数(PV)は誰しも気になると思います。私も自分が書いた記事がどれくらいのPVを獲得しているのかはなんとなくチェックしています。
PVをチェックしていると、世間で注目されていることがなんとなくわかります。
流行していることについての記事、旬の記事は大きなPVを集める傾向があります。FirefoxのアップデートでVimFxが使えなくなったときに書いた移行先まとめ記事や、JupyterLabのベータ版がリリースされたときに書いたレビュー記事、BERTの実装とモデルがGoogleから公開されたときに書いた紹介記事はどれも伸びました。逆に、伸びると思った記事が伸びないと、思ったより世間からは注目されていないのだと推察することができます。
Amazon Redshiftの紹介記事がよく閲覧されるのは意外でした。データウェアハウスの需要が高まっていることの表れでしょうか。
まとめ
この記事では、ブログの記事で発信することのメリットについて考えました。メリットとしては、
- 自分の頭の整理になる
- 逆に情報が集まってくる
- PV数から世間で注目されていることがわかる
などが考えられます。
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